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演出・振付・美術・出演 : 森山開次
音楽 : 種子田郷
衣裳 : ひびのこづえ
書 : 小宮求茜
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森山さんも15周年を迎え、初期の代表作であるこの作品を再演されたようです。（浦井くんと同期だ。）
去年観た『サーカス』がとっても良くて、こんな発想でダンスを魅せるってすごいな！と驚嘆したこともあり、今回も楽しみにしていました。
このKATANAという作品は静寂のなかの燃え滾る情熱、というか、静と動が絡まりあう独特な雰囲気を感じました。
わたし自身ダンスには詳しくないし、本来森山さんがどんな意味を込めてこの作品を創られたのか知らないので全く違っているのかもしれませんが、森山さん自身が刀となって、人を殺めたり救ったり、そんな矛盾を『KATANA』として演じていたように見えた、というのが率直な感想です。
こんなに自分の身体を思う通りに動かせることができたならどんなに楽しいだろう！とも思えたし、身体の動きで全てを表現するってどんなに大変なことなんだろう、とも思いました。
世田パブなのでそんなに狭い会場ではないですが、森山さんの息遣いも聞こえてきそうなほど全身全霊で踊られていて、途中で倒れるんじゃないかと思ってしまいました。
一人で踊り切った後は拍手が鳴り止まず、やっぱりすごいダンサーさんだということを実感。
ダンス公演は好き嫌いが分かれるということをここ最近では学んでいるわたしですが、森山さんの公演は機会があればまたぜひ観たいと思っています。
