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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150418 追憶のアリラン @東京芸術劇場 シアターイースト

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14:00
豊川千造 : 佐藤誓
豊川咲子 : 月影瞳
中垣飛松 : 岡本篤
緒方武夫 : 菊池豪
川崎豊彦 : 渡邊りょう
荒木福次郎 : 佐瀬弘幸
朴忠男 : 浅井伸治
金公欽 キム・ゴンフム : 大内厚雄
李孝三 イ・ヒョサム : 西尾友樹
任白龍 イム・ペクリョン : 青木シシャモ
崔承化 チェ・スンファ : 辻親八
崔仁恵 チェ・インフェ : 永井若葉

***

劇団チョコレートケーキの骨太社会派作品。
TwitterのTLに流れてきた作品で、評判が良さそうだったので観に行ってきました。
フィクションではありますが、過去の歴史だとかをとても良く勉強されているんだなぁというのが分かる作品でした。
いただいたチラシの中に年表が入っていて、開演前に予習がてら読んでいましたが、あぁこういうことがあったのか…と改めて勉強することが多くて自分の無知さをちょっと恥ずかしくも思ったり。
島国である日本とは違って、あちらはずっと昔から侵略したりされたりと、自国の建設というものにもの凄く過敏になるのはこういう歴史があってなのね、と。
侵略された国々の都合で振り回されて、不憫な国ですよね。
だからといって今の現状を受け入れる、となるのはちょっと違うとは思うのだけど。

作品としては、どちらに肩入れするのではなくフラットな目線で見つめているのが印象的でした。
でも、わたし個人の見解としては、実際歴史とは時間の流れなのでそういうフラットなものであるべきであり、政治に利用されてしまうのはいかがなものかと常々思っているところで、過去ばかりに囚われていては身動きが取れなくなるような気がするのですよね。
情報過多な世の中なので何が真実なのか見極めるのは困難ですが、知ることとこれからの未来を考えること、わたしはこれらを大切にしていきたいです。

何だか作品の話から逸れていきましたが、初めて観る劇団で知っている役者さんは誰もいませんでしたが、キャストひとりひとりが渋い演技をされていて、日本演劇界の層の厚さを再認識。
芝居なんだけど歴史を俯瞰しているような錯覚に陥りました。
役柄もあるのだとは思いますが、朴さんを演じていた浅井さんがわたしは好きでした。
韓国人でありながら豊川一家の助けとなる誠実な青年で、背筋がピンと伸びた様子が凛々しかった。
内容は忘れてしまいましたがとても印象的な、この時代の象徴のような人物だなと感じたことだけ書き残しておきます。

座席は自由席。
どこに座ろうかと迷ったのですが、やっぱり正面から観たいと思い正面の座席をゲット。
舞台セットも階段の昇り降りで場面が展開される、小劇場ならではの工夫が見られて良かったです。
また機会があれば、こういう小劇場作品にも目を向けていきたいと思うのでした。