思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160830 娼年 @東京芸術劇場 プレイハウス

f:id:maayu64:20161015164257j:image

18:30

森中領(リョウ) : 松坂桃李
御堂静香 : 高岡早紀
御堂咲良 : 佐津川愛美
ヒロミ : 村岡希美
ミサキ : 安藤聖
チサト : 良田麻美
泉川紀子 : 遠藤留奈
イツキ : 須藤理彩
平戸東(アズマ) : 猪塚健太
田島進也(シンヤ) : 米村亮太朗
泉川氏 : 古澤裕介
白崎恵(メグミ) : 樋井明日香
老女 : 江波杏子
領の母 : 尾藤亜衣
 
***
 
ひえー!こんなの劇場で演っちゃっていいの?とある意味ショッキングな作品でした。
R-15だったけど、これ15じゃなくて18じゃなくていいの?っていうぐらい。
親と一緒には見れない、というアレです。
もう至るシーンがそういうシーンで、しかもわたしの座っていた席が結構前の方だったこともあり、終始ずーっとどきまきしてしまいました。
笑っていいのかもよく分からないし、反応に困る・・・笑
 
名前は知っていましたが、小説も読んでいないので実際どういうお話なのかは知らなかったのですが、女性にも学校にも、そもそも自分の人生にさえも興味がなさそうだった青年が、色々な女性と関わることで生きる意味を見つけていく、といったお話ですね。
ありのままの女性に触れることによって、主人公リョウの心もほぐれていく、という意図があるのだと思いますが、桃李くんにとってはかなりチャレンジングな役柄だったことは間違いなさそうです。
事前に桃李くんが番組で話していたのを聞いたときには、「お客さんも最初は驚くと思いますが、だんだん慣れてくるはず」と言っていましたが、最後までわたしは気恥ずかしくて慣れなかったよ・・・
 
ただ、余命わずかな高岡さんとのシーンはなんだか神々しさも感じたので、作り手はこれがきっと見せたかったんだろう、と一人で納得。
それにしても高岡さんお綺麗ですね。
3児の母とはまったく思えない美しさで、桃李くんよりも釘付けになってしまいました。(その頃には桃李くんに慣れていた?)
 
桃李くんのファンの方がたくさん観に来ていらっしゃっいましたが、皆さんどう受け取られたんでしょうね?
あとは男性の方もたくさんいらっしゃったので、ちょっと反応が気になりました。
聞きたい。でも聞けない。笑
 
小説を原作としている作品であるにも関わらず、わたしの感受性が低いからなのか、文学的な余韻はほぼ残らない形で終わってしまいましたが、俳優さんってほんとすごいな!と思い知った観劇でした。
桃李くんはもちろんですが、相手役となる女優さんたちもほんと体当たりですごい。
ここまで曝け出してしまえる、ということが驚きとともに一番印象に残りました。
 
きっとこういう作品もあっても良いのでしょう…ね。