思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160505 마마, 돈크라이 Mama, Don't Cry @大学路ユニプレックス1館

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14:00
프로페서V プロフェッサーV : 최재웅 チェ・ジェウン
드라큘라 백작 ドラキュラ伯爵 : 김재범 キム・ジェボム

***

何度観てもこんな話だっけ?と新たな気持ちで観れるのはなぜでしょう。
再演する度にお話が多少変わっているそうですが、なんだかそれだけではない気もする。。
やっぱり自分の記憶力に問題があるのかしら。

ということで、3回目かな?のマドンクを観てきました。
キャスト発表があったときから、観るならこのペア!と決めていました。
このウンボムペアは予想通りの大人気で、やっぱり大学路ファンもこの2人が大好きなのだということを実感。
高校生のときからの友達同士が20年近く切磋琢磨しながら仕事をしてきて、こうして舞台の上に立ってるってものすごくロマンがありますよね。
最近はあんまり見られなくなってしまいましたが、わたしも2人のシュールなTwitterのやり取りが大好きなのですが、そんな感じで今でも仲良しだし、ジェボムさんが出るから出演を決めたとか言えるぐらいお互いがいい影響を与え合ってるんですよね。
そう考えるとこの舞台がものすごく有り難いものに感じてしまい、心の中で有り難や有り難や、と思いつつ観ていました。笑

プロフェッサーはモテなくてお母さんを心配させるがゆえにドラキュラ伯爵に頼んで自分を変えていきますが、ジェウンさんはやっぱりどこから見てもかっこいいのでその辺りはちょっと説得力が薄かったかもしれない。
いや、ジェウンさんがこんなことを…!と思うぐらい頑張ってはいたのですが、やっぱり頑張ってる感が出てしまって、かっこいいって罪ね、とも思ってしまいました。
色気がダダ漏れる後半はさすがの一言です。

意外だったのがジェボムさん伯爵。
キャスト発表のときはキャスティングが逆なんじゃ?とも思ったのですが、ものすごく妖艶でびっくり。
常に不気味な微笑を浮かべていて妖しさ満点でした。
指先とか身体全体の使い方がしなやかで、あの実体のなさはどうやって醸し出すんだろうと不思議になるぐらいでした。
赤いハイヒールのシーンも、脚が細くてスタイルが良いのでもう惚れ惚れ。
去年観たドンハさんもすごくおきれいでしたが、ジェボムさんもとっても良かったです。
そして久々にジェボムさんのミュージカルを拝見しましたが、こんなに歌上手かったっけ?とそれにもびっくり。
ジェウンさんがあんまり調子が良くなかったこともあり、ジェボムさんの声量や安定した歌声がものすごく響いていたように思います。
2人芝居ってお互いの信頼感とかすごく大切ですよね。
どちらかが調子悪ければどちらかがカバーするみたいなところも大きいと思うので、そういった意味でも2人の信頼感みたいなのを感じられて良かったです。

お話としてはいつも中身があるようなないような、なんとも言えない気分になるので、今回だからあんまり覚えてられないのね、と思いました。笑
伯爵にもきっと愛する人を守り切れなかったという過去があって、プロフェッサーに誰も愛してはいけないという警告をするのですが、そのあたりがハッキリしないまま終わってしまうんですよね。
敢えてそうしているのかもしれませんが、もっと話が繋がるとおもしろいのになぁと感じました。

マドンクはカテコが長くて盛り上がる作品ですが、今回も撮影箇所をふんだんに設けてくれているかのようなサービス精神で、2人が並ぶシーンのシャッター音のすごいこと。笑
プロフェッサーは天才物理学者なので、途中アインシュタイン相対性理論を簡単に解いてしまうシーンがあって、その数式を「なんでこんなに簡単なんだ!」と言いながら黒板に”왜(なぜ)” と書くんです。
それをカーテンコールのときにお客さんを煽りながらジェウンさんが縦線を消し、”와 www~”と書き換えていたのがおもしろかったです。
さすがジェウンさん、センス抜群。
最後まで楽しく観ることができました。