思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150514 嵐が丘 @日生劇場

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18:30
キャサリン : 堀北真希
ヒースクリフ : 山本耕史
ヒンドリー : 高橋和也
エドガー : 伊礼彼方
ジョウゼフ : 小林勝也
イザベラ : ソニン
ネリー : 戸田恵子

***

あまり文学的な要素のなかったわたしは、様々な名作と呼ばれる文学作品に演劇を通して出会っているわけですが、この嵐が丘もそんな作品のひとつです。
大まかなあらすじだけを知っている、という作品が多々あり、少しずつ解消していっている状態ですが、嵐が丘は寂しい人間の愛のお話でした。
人間の愚かさと、復讐という心は何も生まないという教訓をヒースクリフの壮絶な愛をもって示しているような作品なのですね。

堀北真希ちゃんの初舞台だったようですが、前半の凜とした姿がお嬢様っぽくて良かったですね。
華やかな世界への憧れなんて誰もが持っていることであって、ついそんな思いを吐露してしまうのは悪いことではなく、とても人間らしいことだとわたしは思います。
堀北真希ちゃんが演じるとそれが嫌味なく見えるのでとても良かったかな。

今回わたしが観に行こうと思ったきっかけは山本耕史さんが出ているからだったのですが、期待を裏切らず素晴らしい演技でした。
メンフィスのヒューイを観てあぁやっぱり好きだなと確信をし、今回のチケットを取ったわけですが、寂しいヒースクリフの心が溢れ出ていて痛いほどでした。
何にでもなれる役者さんで、主役も脇役もできる役者さんってそんなに多くないと思うので、これからの活躍も期待していきたいです。
またミュージカルでも観たいな。

今回はミュージカルではなく演劇作品でしたが、音楽が生演奏でとても美しかったのが印象的でした。
弦楽器の音色が嵐が丘の風景の一部となっているようで、音楽ってやっぱりシーンを作る上では欠かせないんだなぁと実感。

途中集中力がなくなって、伊礼さんお坊っちゃまの記憶が薄かったのが残念。
最近忙しくて仕事終わり観劇が辛いことが多々。
睡眠しっかり取って楽しみたいです。