思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150317 十二夜 @日生劇場

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18:00
シングルキャスト

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2回目の十二夜
1日1回は「十二夜が観たい!」と心のどこかで思っていたので観れて感激。

1度目が公演初日だったので、だいぶ暖まってきたなぁと感じました。
全体的に皆さんの呼吸が合っているというか。
音月さんは相変わらずキリッとしてたけど、さとしさんマルヴォーリオが滑稽な分だけ哀れさが強調されていたし、こにたんはよりセクシー公爵化していたし、禅さんは本当に新境地開拓だなぁと思いながら今回は観ていました。
(禅さんに関してはあまり知らないので、わたしの中での勝手なイメージかもしれません)

そして何と言ってもわたしの成河さん。←違。
今回は道化の台詞を理解したいという気持ちもあって、主に成河フェステを観に行っていたような気がしました。
仕事終わりで疲れていて、所々記憶がないところがあるのですが(ごめんなさい)、フェステが出ているところはちゃんと全部観てましたよ。
前回観たときは、シェイクスピア初心者なわたしは道化という存在の意義についてよく分かっておらず、実際に観て役割の大きさにとても驚いたのですが、道化の発する言葉は時として明るく朗らかで、またある時は痛烈な社会批判を込めていたり、物事の捉え方を全く逆方向から見ていたり、奥深くて観ているととてもおもしろいです。
色々と起こる事件もフェステだけが全部見ている、ということもパンフレットに書かれていましたが、それもまた興味深い。

そんな道化ですが、実力派俳優さんたちが集まる中で、フェステ役の成河さんの存在感はずば抜けていると思います。
これは単にわたしがファンだからということだけではないはず。
声と緩急と動作と、もうフェステにしか見えないですもんね。
ギター演奏も歌も上手だし、身のこなしも軽やかだし言うことありません。

成河さんは今後も主演作がいくつか決まっていますが、未來くんじゃないねこは想像できないなぁと思っていたのですが、フェステを観ると他の役もどんどん期待が高まります。
未來くんじゃないねこは想像できないと思っていた100万回生きたねこも、アドルフも楽しみになりました。
これからも作品を観ていきたい信頼できる俳優さんです。