思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130609 レ・ミゼラブル @帝国劇場

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12:00
ジャンバルジャン : キム・ジュンヒョン
ジャベール : 川口竜也
マリウス : 山崎育三郎
コゼット : 青山郁代
テナルディエ : 駒田一
マダム・テナルディエ : 浦嶋りんこ
エポニーヌ : 昆夏美
ファンテーヌ : 和音美桜
アンジョラス : 上原理生

***

一ヶ月ぶりのレミ!
元々は行く予定にしてなかったものの、ちょうど仕事の予定で時間が空き、観てみたいと思っていたキャストが多かったので行くことにしました。

いやー、行ってよかった。
やっぱり舞台ってどんどん育つものなんですね。
帝劇での公演はちょうど中間辺りですが、全体的に熟してきた感じが伝わってきて最後は涙涙。

ジュンヒョンさんバルジャンは二度目ですが、前回よりもさらに情感が豊かになっていて、特に二幕辺りからの演じ方が素晴らしかったです。
コゼットやマリウスへの優しい愛情溢れる歌声が秀逸。
ミュージカル俳優にとって、包み込むような静かな歌い方ってすごく難しい(とドキュメンタリー番組で石丸幹二さんが言っていた)そうですが、ただ弱くなるのではなく感情を乗せてわたしたちの元へ運んでくれました。
韓国俳優=爆発力、とイメージが強いのでここまで演じられるんだなぁと感動しました。
あと発音、一ヶ月でここまで矯正できるものなんですね。
前回も問題になるほどではなかったのですが、やっぱり所々気になるところはあって。
でも、今日の舞台はキャストを知らずに観た人は絶対日本人じゃないって分からないと思う。
『仮出所許可証』なんてわたしもあんなに完璧に言えない。笑
ジュンヒョンさんががんばってるんだから、わたしも韓国語がんばろうと思った次第です。違。

あと舞台ではお初だったのが育くんマリウス。
イケメンですねー。
StarSの時はお兄さん二人がかなり大きいので比べると小さく見えちゃってましたが実際はそんなこともなく。
舞台上では大きく見える分を差し引いても、さすがスタイル抜群なイケメンマリウスでした。

昆ちゃんが小さいので、二人が並ぶとその身長差が今回かなりの萌えポイントでした。笑
あとはエポニーヌの頭をなでなでしたり頬っぺたを触って顔を覗き込む仕草だとか、これは惚れちゃいますな、って感じ。
可愛い妹に接しているみたいで恋が叶わないエポの切なさが倍増。

今回はコゼットがあまりわたしの好みではなかったので(調子悪かったかな?)、エポにかなり肩入れ気味。
昆ちゃん可愛いし、マリウスが大好きででも叶わなくて…という心情が表れた演技で泣けました。
あ、そういえばOn My Ownの後、エポがバリケードに戻るとき髪の毛を中にしまって帽子を被りますが、今日は昆ちゃん失敗しちゃってましたね。
髪の毛入れられずに帽子がポトッと。
髪長いとあれ難しいよねー。
進行には問題なかったので何も問題はないのですが。

テナルディエは抜群の安定感駒田さん。マダムも前回の森さんはちょっとやり過ぎ感があったので、今回の浦嶋さんの方が好きかな。

アンジョラス上原さん、存在感あって素敵!
どうしてもこの演出だとアンジョラスの存在感が薄くなってしまうのですが、育くんマリウスのキラキラに負けずしっかり魅せてくれました。
迫力あって好きです。

ジャベール川口さん。
前回に引き続き二回目ですが、実は優しくていい人なんだろうと情の深さを見せてくれるジャベール。
ジュンヒョンさんバルジャンも暖かいので、お互い認めればもっと分かり合えたのにと思ってしまう。
ジャベールには死なないで欲しかったな。


作品の中でのキャラクターが際立っていて、キャストによって色んな思いを抱かせる舞台だなーと改めて思い知りました。
キャスコンするにはちょっとムリがありますが、とりあえず復活なさった福井さんバルジャンは観ようと思っています。
怪我なきよう…祈

あ、そういえば嬉しかったこと!
インターミッションのときに男性のトイレに列ができていたこと。
会場内でも男性がたくさんいたし、昼公演だったからか子供の姿もあったし、こうやってミュージカル文化が拡がっていけばいいな。