元々は「人気度に左右されない、音楽性での評価を与えられる権威を」という概念で2004年に始まったそうなこの賞。色んな賞があって、なんだか公平性があるんだかないんだか、という韓国音楽界。日本のレコ大もゴールドディスク大賞も、完全に公平かと言えばそうでもない気もしますが、わたしの好きな이승열さんが最優秀モダンロック賞を受賞されていたのでお祝いに。
既に昨年、様々な媒体で2011年に輝いたアルバムに選ばれた이승열の3番目のアルバムを、最高のモダンロックアルバムに選ぶ際に大きな異論はなかった。それぞれの明確な個性を持つ他の候補者のアルバムをおさえ、このアルバムが選ばれたのは、おそらく創作者として이승열の音楽的な完成度と一貫性がなかったからではないだろうか?このアルバムは、現代のように独特のスポーティかつ挑発的な感情とは程遠い。サウンドは重く、歌詞は真剣で、ボーカルは口ずさむよう。わかりやすく、気軽に聞くことができるモダンロックのように、本来のプレミアムがない。それでも、このアルバムの強みは、曲一つ一つごとに深い情熱を感じることができるという点である。たまにはアコースティックギターとピアノで、たまには完結されたバンド形態で繰り広げられる歌は、他のバンドとボーカリストが模倣しにくい이승열独特の感受性が滲んでいる。あえて比較すれば、"U2"と"Cold Play"の中間のどこかにあるようである이승열の音楽的色は時流に便乗しない、韓国籍シンガーソングライターの典型を示す。
選定委員 이동연
公式ホームページより ※意訳してます
うーん。なるほど。確かにと思うところと、ん?と思うところと。ただ、アルバムを通して聴くと言いたいことはとても良く分かります。韓国にもこんな歌手がいたんだなー、と新たな出会いにわくわく。U2とColdplayの中間ってどこだよ!と突っ込みを入れつつ、明日のBGMはWhy We Fallに決まりです。
#5.돈 + #6. 너의 이름
確かに돈の入りはU2っぽい。笑
わたしは너의 이름の音階が上がっていくサビがすごく好き。Clazzi師匠のLove&HateのMVでは藤井フミヤっぽいなーと思ってたけど、もっとがっちりされてますね。4月の単独公演のチケットも2日で売り切れたそうで。いいなー行きたいなー。行きたいライブがいっぱいあって困ります。