思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

170109 フランケンシュタイン @日生劇場

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13:00
ビクター・フランケンシュタイン / ジャック : 柿澤勇人
アンリ・デュプレ / 怪物 : 加藤和樹
ジュリア / カトリーヌ : 音月桂
ルンゲ / イゴール : 鈴木壮麻
ステファン / フェルナンド : 相島一之
エレン / エヴァ : 濱田めぐみ
リトル・ビクター : 難波拓臣
リトル・ジュリア : 齋藤さくら

 

***

 

日本でフランケンを観る日がくるとは…
韓国で観たときには歌の力に圧倒されつつも、所々強引なストーリーにあまりついていくことができなかったんだけれども、日本版ではどう感じるのか確認する意味でも楽しみにしていました。
キャスト発表があったときには、これってキャスト逆じゃない?と何度か見直したのですが、終わってみればこれはこれでよかったのでは、と思うようになりました。

 

韓国版に思い入れのある皆様方には賛否両論あるようですが、あの難解な曲を歌いこなしただけで素直にすごいと思うし、特にエレンやルンゲといった韓国版ではどうしても影が薄かった役がくっきりしてることなど日本版も良いところもたくさんあったと思います。
北極での少年とのシーンだとか、特に必要ないと思っていたのでわたしは日本版に賛成。
ただし、「北極で待っている」というのは多少無理があると思いました。
北極って言ったって広いよ?と思わず心の中でツッコミ。
「北極の一番高い所で待っている」が韓国版ですよね?
それだけ怪物とビクターの心は通じ合っているということでしょうか。

 

それにしても、濱田さんはやっぱりすごいですね。
なんでも濱田めぐみワールドに引っ張っていってしまう力があるというか。
韓国のキャストも初日に観に来てたようですが、驚かれたのでは?と思ってします。
歌が上手いというのはもちろんですが、あの表現力が素晴らしいですよね。
きっと言葉が通じなくても感じ取れるところだと思うので、まさに日本の宝を観てもらった気分。

 

壮麻さんの執事ぶりも踊るイアーゴも最高だったな。
さすが元四季、と言わんばかりに踊りまくるイアーゴが新鮮で良かったです。
あとは日替わりランチメニューも工夫されていて楽しかったし、美声が聴けなかったのは残念ですが、存在感抜群で、ミュージカル界において「執事といったら壮麻さん」という構図が出来上がりつつかるのかも…と疑ってしまうほどでした。(サンセット大通り含めて)

 

加藤さんアンリはリスペクトされているだけあって、そこはかとなくウンテさんアンリを彷彿とさせるような役作りだったと思います。
特に『君の夢の中で』なんて、微笑むタイミングとかほぼ同じ感じでした。
自分なりの怪物が見えたらもう少しいいのに、とこの日は思いましたが、最初の方だったのでそれはしょうがないですね。

 

自分なりの役作りと言えば、カッキーのジャックが…超お下品。
ここには書けないことばっかりで、本当にこれでいいの?と思わず思ってしまいました。
子供も出てるし観に来るんだから、これはちょっと配慮していただきたい。
観ている方もあんまりいい気分にはならなかったです。

 

というのが初回に観た感想でした。
セットが簡素化されていたりもしていたので、韓国みたいな重厚感はなかったんだけど、日本の役者さんたちもさすがだなぁと思いました。
お互いがこういう風に文化交流して、高め合いながら発展できるといいですね!