思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

161002 키다리 아저씨 足長おじさん @デミョン文化工場1館 ビバルディパークホール

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15:00

제루샤 주디 에봇 ジルーシャ・ジュディ・アボット : 이지숙 イ・ジスク
제르비스 팬들턴 ジャービス・ペンドルトン : 강동호 カン・ドンホ
 
***
 
韓国でもとても好評な、ダディロングレッグスことキダリアジョシを観てきました。
観た方が声を揃えて言うのはジスクさんが素晴らしかった!ということ。
それを聞いていたので、ジスクさんで観ようと思っていたのですが中々機会に恵まれず、ジスクさんのマッコンの日になんとか滑り込んで観ることができました。
 
元々日本版が大好きなこともあって、終始キュンキュンしながら観ていたのですが、今回の韓国版はつい最近までオフBWで上演されていたバージョンと同じ感じですよね?
BW版をライブストリーミングで観たときに、日本版と違うなーと思っていたところが同じく変わっていたので(ジルーシャがNYに行くところとか)、最新版と同じなんだなぁと興味深く観ました。
 
この作品はやっぱりジルーシャが鍵を握りますね。
天真爛漫だけれども聡明で、表情がくるくる変わることでジャービスが翻弄されていく、そんな姿がとても愛おしく感じるのが醍醐味な気がします。
その点ジスクさんは噂通りに素晴らしく、地声でスコーンと抜けるように歌う歌も素晴らしいし、涙を流したり、無邪気に笑ってみたり、ジャービスだけじゃなくて観客全員の心をぎゅっと掴んでいました。
 
ジャービス坊ちゃんはわたしの中で芳雄さん一択なのでちょっと物足りなかったかな。
カンドンホさん、初めましてだったのですが背が高くてまさにキダリ(脚長)でビジュアルはとても良かったです。
でも好みじゃないのはなんでだろう?
 
チャリティーで泣かなかったというのが個人的には結構衝撃で、ジャービスはここが一番の腕の見せどころじゃないの?と思ってしまったことが大きいかもしれない。
ジャービス坊ちゃんがジルーシャと出会うことで心を揺り動かされていき、結果として自分の恵まれた境遇や行いについて振り返る、という重要なシーンだと思うんです。
だからこそジャービスは勇気を出すことができる。
この辺りの芳雄さんの細かい表現にいつも涙するシーンなので、それを思い出してしまうとちょっと物足りないな、と。
 
日本版が好きすぎて観るのをためらったりもしたのですが、観終わった時にはやっぱり作品として大好きなことを実感しました。
BW版も観ればよかったな、と若干後悔したぐらい。
いつどこで観ても素晴らしいってすごい作品ですよね。
韓国でも日本でも再演が決まっているのでそれを楽しみにしたいと思います。
秋までしっかり稼いで待っていないといけませんね。