思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

140525 M Butterfly @大学路アートワンシアター

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르네 갈리마르 ルネ・ガリマール : 이석준 イ・ソクジュン
송 릴링 ソン・リリン : 김다현 キム・ダヒョン
똘룽 トゥールン・판사 判事 : 손진환 ソン・ジンファン
헬가 ヘルガー : 정수영 チョン・スヨン
마르끄 マルコ : 유성주 ユ・ソンジュ
친 チン : 이소희 イ・ソヒ
르네(소녀) ルネ(少女) : 빈혜경 ビン・ヘギョン

***

ナビリベンジついに成功。
マッコン近くになってしまい、一時は観れないんじゃないかと思ったのですが無事観ることができてよかったです。
あのまま観れないままだと自分のアホさ加減に腹が立って悔やんでも悔やみきれないところでした。

このお話の魅力は何と言ってもソン・リリン演じていただーさまの凛々しさじゃないでしょうか。
わたしはソクジュンさんファンですが、そんなわたしの目から見ても、だーさまの素晴らしさには息を飲むほどでした。
ソクジュンさん演じるルネが解説をしながら演技をするというストーリーテラーのような役割を担っていて、前半は言葉も難しくてどうしようかと思ったのですが、後半のだーさまが男装に戻ってから(ほぼラストに近いですが…)、息を潜めるがごとく一気に物語に引き込まれていきました。
その辺りからソクジュンさんもどんどん凄まじくなってきて、オーラがばんばん放たれていました。
相乗効果ってこういう風に発揮されていくんだな、という典型のようなラスト。
観終わったときには何とも言い難い余韻を残すような作品でした。

リリンが男装に戻るのは舞台上での早着替えなのですが、パーテーションが外された瞬間の客席のため息は一聴の価値ありです。
でも分かる!たぶんわたしも知らず知らずため息漏れてたと思う!
それぐらい凛々しくて。
立ち姿だけであんなに素敵な人はだーさましかいないのではないでしょうか。
ルネを追い詰めていく姿にも迫力がありすぎて、ソンウくんだとこの迫力はもしかしたら出ないのかもと思ってしまいました。

男装するまでは、スパイではあるけど何の疑いもなくルネを愛してると思っていたのに、ラストは観てるわたしにも迷いが生じてしまいました。
ほんとかどうか分からなくさせるってすごい。
そんなシーンの後だからルネの最後のシーンが本当に絶望感に溢れていて泣けました。
信じていたもの全てが虚像であり、もしかしたら自分さえも偽物だったように思えたんじゃないかな。
愚かで哀れなルネ。

わたしの中で信じられる俳優さんであるソクジュンさん、素敵すぎるだーさま、脇を固める俳優さんたちの熱演が光るお芝居でした。
あまりにもビジュアルショックが強すぎて、思わず写真集買ってしまったわたしです。