イ・ソッボン : キム・ジェボム
イ・ジュボン : チョ・カンヒョン
イ・チュンベ : アン・セホ
オ・ロラ : ハン・ダヨン
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念願のひょんよん！ようやく観に行けました！
二都終わって友人と会ってお茶してたら思いのほか盛り上がってしまい、危うく遅れるところでした。
坂道ダッシュはきつい…もう二度と遅れまい…！
去年の夏、まだ本格的に韓国語の勉強なんてしていなくて、それでもドゥソプさん観たさに観に行ったのですが、ストーリーがさっぱり分からなかったんです。
祭祀のこととか難しい言葉もいっぱい出てきて、しかも田舎の皆さんは方言喋るし。
それでも、分からなくても、村人たちのあまりの弾けっぷりに笑い、そして客席の皆さんの泣きっぷりに驚いたことを今でもはっきり覚えています。
この話はこんなに泣けるのか！と。笑
一年経って字幕付きで、しかも日本で観られるなんて思っても観なかったのでそれだけでわたしは胸がいっぱいです。
ただ、字幕を読みながら理解して観ると色んなことを考えさせられる作品で奥深さを感じますね。
特に去年の夏に安東マウルに行き、実際に今でも残る両班の生活を目の当たりにしたこともあり、ただの家族物語ではなくてお国事情も含んだ(カンヒョンさんは「情緒」と言っていましたね)、どうしようもなく縛られてしまった家族の悲しい物語なのかもしれないと考えてしまいました。
それぐらい安東マウルの辺りって何もなくて、閉鎖された静かな世界だったんです。
そこを飛び出したかった兄弟も、自由にさせてあげたかったジュンベアボジも、しきたりや体裁に縛られて誰にも頼らずに亡くなったスンレオンマも、みんな悲しい。
せめて家族だけでも仲良くいて欲しかったな。
親不孝兄弟、仲良くしろよ！と最後は村人になった気持ちで送り出しました。
悲しいと書きましたが、物語はそんな深刻な感じでは進みません。笑
特に1幕は兄弟と親戚たちがおもしろすぎて多いに笑わせていただきました！
2度目ましてのジェボムさん。
ハンスはひたすら苦悩して兄弟を守ろうとするお兄ちゃんでしたが、ソッボンは全く別のキャラクター。
ちょっと頼りないダメ兄っぷりがもう可愛くて可愛くて！
本当に色んな顔を持つ俳優さんなんですね。
カンヒョンさんははじめまして。
意外と若いことに驚いてから(←失礼)気にはなっていて、妹のお気に入り俳優さんなので楽しみにしていました。
大学で主席取るぐらいなので実力は申し分ないことは知ってましたが、やっぱり歌がいいですね！
あの伸びる声はかなり魅力的。
同じ事務所のお二人なので息の合い方もぴったりで、仲が悪いのに仲良さそうという変な感じで楽しかったです。笑
ケンカのシーンはどれも最高。
頭突きしながら「いっぱいいっぱいいっぱいシッタ(嫌い)！」と言い合うシーンは日本語織り交ぜてのケンカ。
掛け合いがおもしろくて声上げて笑っちゃいます。
毎回アドリブを入れながら違うことをしてらっしゃるようなので次観るときが楽しみです^^
あとジェボムさんもカンヒョンさんもですが、家を飛び出すまでは方言使ってるんですよね。
ソウルで暮らし始めてから標準語になる、という細かいことをされていて、田舎と決別するんだという意思をその辺りからも感じることができました。
字幕だと分からないですが、そういうところも手を抜かないお二人は素晴らしい。
アボジ役のアン・セホさんは一度ソウルで観ているのですが、もうアボジと言えばセホさんとしか考えられなくなりそうです。(2回しか観てないけど。)
不器用で頑固だけど誰よりも家族のことを大切に思っているアボジ。
フォロワーさんと話してましたが、一番勇敢だったのは不満をぶつけるだけで投げ出した兄弟ではなく、自分の代で終わりにしたいと静かに戦っていたこのチュンベアボジかもしれない。
タイトルの意味がようやく理解できました。
邦題に"?!"を付けたくなった理由も。
一番感情移入してしまい、涙が止まりませんでした。
オモニ役のイ・ジュウォンさんが体調不良ということで急遽代役となったハン・ダヨンさん。
ジュウォンさんももう一度お目にかかりたかったので少し残念でしたが、きっと急に呼ばれただろうにしっかりこなされていて感心。
お色気ロラさんのときベンチの上で脚が若干プルプルしてたのは見逃しませんでしたが（笑）、オモニになってからの演技もとても良かったです。
宗家のしきたりに戸惑いながらも従い、自分より家族の為という人生を送ったスンレさん。
愛情深く泣かされました。
帰ったらお母さんにありがとうを言おう。
親戚の皆さんも素晴らしく、特に皆さん仰ってますがパク・ジョンピョさん目立ってたなぁ。
あ、あとこの日はアクシデントがありまして。
イ・キボン役のナム・ジョンウさんの靴が客席まで飛んできました。笑
演出なのかと思ったらその後客席に降りてきてまで探しに来られてたのでこれは違うな、と。
靴が飛んできた場所の近くにいたので必死に探されていて、それにしてもよく飛ばしたなと爆笑。
たぶん5列目ぐらいまで飛んでましたよ！
無事拾われて上手い具合に袖に引っ込み履き直して再登場。
素晴らしい危機管理能力をご披露いただきました。笑
靴飛ばしじゃないですが、もしかしたら体力的に一番大変なのは親戚の皆さんかもしれないので、怪我には気を付けて最後までがんばってくださいね^^
サイン会のときの様子を一枚だけ。
お2人ともお疲れのところありがとうございました！
あと一週間で日本公演は終わってしまいますが、また観に行くつもりです。
少しでもたくさんの人に観てもらいたいなぁ。
六本木へぜひ足を運んでみてくださいー！
