思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130324 スリルミー 최재웅×최지호ペア 千秋楽 @天王洲銀河劇場

大千秋楽!
本日を持ちまして、春のスリミ祭りが終了いたしました。
とても濃い2週間でした。。

最後を飾るのはKチーム。
はじめてのペアでしかもジェウンさんは超多忙で…という中で、よく実現しましたねー。
素晴らしいものを観せてくださってほんと感謝です。

お疲れだったのか、ジェウンさん最初は声が出にくそうで、対象的にジホさんはそんなに強くいったらジェウンさんがぁ…!と勝手に心配するほど好調そうだったのですが、途中からはジェウンさんもそんなこと忘れさせるような演技で、決して臆することなく対等な彼と私を観せてくれました。
ジェウンさん、どんなコンディションでも引き込んでいく力を持っている俳優さんですね。素晴らしいー。

1回目、2回目と観るたびに新しい発見があるのがこの作品の素晴らしいところですが、観るところによっても感じ方が違いますね。
昨日はジェウンさんが目の前だったということもあり(あと、わたしがジェウンさんファンなこともあり)、ほぼ私目線で観ていたので全くそうは思わなかったのですが、今日はちょっと引いたところから全体が観えて、彼もじっくり観ることができたのです。
そうすると、何となくジホさんのあっさりした彼が気になって気になって仕方がなくなってしまいました…

ジホさん、元からなのか演技なのか分からないですが、両腕をよく広げて演技されてるのですよね。
大柄なのでそれがなんとなくオーバーに思えちゃって…
悪くはないのです。ほんとに。
さっきも言いましたが声量があって歌はお上手なので、とても心地よいのですが、何と言っていいのか上手く言えませんが、ジホさん彼は『歌っている』感じなんです。
さぁ歌うぞ!というミュージカルではないですよね。この作品って。
これまで台詞のように歌う、心情だとかが溢れ出す彼ばかりを観てきたからかもしれません。
比べるのはダメだな、と思いつつこれは好みの問題だということで…


日本キャストの暗喩を含んだような台詞回しも好きなのですが、韓国語の音は日本語よりも短いので、韓国語バージョンの方が言葉が多い気がして、より作品に対する理解を進めてくれたような気がしています。
言葉が分かるようになってきたらからかな?

今回はKチームを2回観ましたが、全ては分からなくても何となく言葉を聞き取れたことが収穫。
何回も繰り返し観てるので内容が分かってるからだとは思いますが、あーこれ訳してないな、って思う言葉がいくつもあって、やはり言葉を理解できると作品ももっと理解できるようになることを痛感しました。
字幕に気を取られなくてよくなるし。
もっと勉強して色んな作品も字幕なしで理解できるぐらいにはなりたいと思います。

字幕に関してですが、一つどうしても気になる点。
公園で警察に行くという私に対して、自分の名前を出すなと彼が私を突き放して言いますが、その後、「僕にそんなこと言えるの?」って言うところ、すごく重要だと思ったのですが字幕ではそう訳されてなかったのが不思議。
あれは彼に対する私の最後通告ですよね。
あそこで彼がもっと違う返答をしたら結果は違ってたかもしれない。
そんな分岐点にある言葉だと思ったのですが、敢えて字幕ではそういう解釈を消してるのかなぁ?
誰かに教えてもらいたい。笑


それでは前回書けなかった印象に残ったシーンの追加を。

  • 彼の部屋シーン(だったかな?うろ覚え…)
「お前も超人なら分かるだろ?」と彼が私に言うとき、ジェウンさん、メガネをピコピコして答えるという何とも可愛いシーンを追加してくれました。笑
千秋楽バージョンなんてお茶目!

  • 殺人を犯してしまい逃げてきたシーン
日本では私は血の付いたタオルを怯えて投げてしまいますが、ジェウンさん私は十字を切ってタオルを抱きしめて激しく後悔。
子供に対する申し訳なさと、彼を止められなかった非力さ、そしてこれから起こることへの決意みたいなのが感じられるシーンでした。

  • 『強くなれ』という言葉
韓国版では何度か出てくる言葉。
日本では一度も出てこないですよね。
日本版ではどうしてこういう表現を省いたのか知りたいです。

  • 護送車のシーン
ジホさん彼が自分は超人だ、というシーンで「아니. 아니. 아니...(アニ '違う'の意)」と3回繰り返すんですが、それをジェウンさん私が最後にずっと一緒だと言うときに、同じように繰り返すんですよね。
あれがここに繋がってくるのかーとぞわっとするところでもあります。

  • 最後の言葉
「내사람...(僕の人 字幕:僕のもの)」と私が呟き、彼が「レイ」と呼び、そこから「僕たち共犯者」と歌が続くのですが、日本版だとここの始めの言葉が僕のものではなく、「待ってたよ…」ですよね。
同じことを表しているようで、言葉が違うと感じ方も違うなぁ、と思ったところ。

まだまだあるような気がするのですが、とりあえずこの辺で。
後半にかけてのジェウンさんはほんとに全身全霊が私で、指先一つまで見逃せませんでした。
それを全身全霊で受け止める彼がいたなら…
いや、そんな話は二度としたくはありません…(私風)

ただ、김무열배우님이 보고싶어...ㅠㅠ

何か次のアナウンスがあるかなぁと思ったですが、残念ながら何もありませんでした。
もうすぐ始まる韓国版のキャストやら再演予定やら、諸々気になりますがわたしたちを焦らす策戦のようです。笑

舞台歴はまだまだ浅いわたしですが、こんなに中毒性のある作品はめずらしい。
ぜひ次の再演を期待して待っていたいと思います。
そして、韓国にも必ず観に行こうと心を決めた春の日でした。