0629 19:30
0716 13:30
0721 14:00
成河
演出 : 千葉哲也
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成河さんの一人芝居。
一人で38役を演じるということで職人芸が見られる!と楽しみにしてました。
3回見ましたが、全部違うのが成河さんらしくて良いですね。
台詞が違うとか、アドリブが多いとかそんなんではなく、千葉さんと読み解いてきた戯曲を丁寧に演じている姿は変わらず、表情だとか間の取り方だとかでちょっとずつ変えてきている感じ。
そういう所が上手いなぁと、うならされる所以でもあります。
毎回毎回あの台詞量をほとんど噛むこともなく話し続けるのもすごいですし、演じ分けもお見事。
元々は勧善懲悪のように最後電話係からヒーローになるという物語のようですが、それはちょっと日本的ではなかったり、演出プランとは違っていたようなので、日本オリジナルのラストにはなっていたようです。
わたしは日本版の方がやっぱり好きかな。
演劇とは巨大な鍋である(ニュアンス違うかも)という名言を残したのも確かこのフリー・コミティッドのときでしたね。
我々も具の一部として、美味しい鍋が出来上がるようにこれからも演劇を楽しみたいと思ったのでした。