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タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

171116 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ @世田谷パブリックシアター

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19:00

ローゼンクランツ : 生田斗真
ギルデンスターン : 菅田将暉
ハムレット : 林遣都
座長 : 半海一晃
オフィーリア / ホレーシオ : 安西慎太郎
ポローニアス : 松澤一之
ガートルード : 立石涼子
クローディアス : 小野武彦
ルフレッド : 田川隼嗣
劇団員 : 林田航平、本多遼、章平、長友郁真


翻訳・演出 : 小川絵梨子

 

***

 

ハムレット好きとしてはどうしても観てみたかった作品。
なんでこのキャストなの?!とキャスト発表されたときにはチケットが取れなくて泣きましたが、なんとか入手することができて観に行くことができました。


漫才コンビのようなローゼンクランツとギルデンスターンですが、生田くんと菅田くんがテンポよく進めていたので、前半はクスクス笑うところもありつつ楽しく観ていたのですが、ハムレットと一緒にイングランドへ行くことになった辺りから雲行きが怪しくなります。
その辺りから世の不条理みたいなものを感じるようになって、なんとなく可哀想になってしまいました。
名前を呼ばれただけなのに。その名前すら間違ってたりされてましたけど。


ハムレット役の林遣都くんもよかったなー。
ちょっと儚げで計算高く、見た目も王子様っぽかったので、今後林遣都版のハムレットも観てみたいと思ってしまった。
この作品では劇団も重要な役割ですが、半海さんの座長もクセがある感じでよかったし、小野さん立石さんのクローディアスとガートルードも威厳があって良かったです。


ハムレット目線で見ると端役な2人なので、終わりは皆さまご存知の通り、という形ですが、やっぱり人それぞれに人生があってそんな簡単なもんじゃないんだよと言われたような気がしました。
自分の人生の主役は自分。
尊重されるべき自分の人生。
そんなことを思った作品でした。


ところで、今回のキャストの方々のファンなのか、客席の客層がかなり若くて女性率が高かったのですが、皆さんハムレットご存知だったんでしょうか?
NTLiveでもダニエル・ラドクリフ君のファンの方が多かったのか女性比率が高かったですが、日本のはそれよりももっと高かったです。
この作品はハムレットは知ってるもの、として進んで行くところがあるので、もし知らずに観てしまうとなんだかストーリーがさっぱり?となってしまうようか気がしました。
ハムレット好きなので、わたしとしてはサイドストーリーとして合わせて楽しめてオイシイ思いができて嬉しかったです。