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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160415 アルカディア @シアターコクーン

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18:30
バーナード・ナイチンゲール : 堤真一
セプティマス・ホッジ : 井上芳雄
ヴァレンタイン・カヴァリー : 浦井健治
ガス・カヴァリー、オーガスタ・カヴァリー : 安西慎太郎
トマシナ・カヴァリー : 趣里
レディ・クルーム : 神野美鈴
クロエ・カヴァリー : 初音映莉子
エズラ・チェイター : 山中崇
リチャード・ノークス : 塚本幸男
ジェラビー : 春海四方

作 : トム・ストッパード
翻訳 : 小田島恒志
演出 : 栗山民也

***

なんだか不思議な世界でしたがすごく面白かった。
一回では到底わたしの頭では処理しきれていないのですが、現在の登場人物が同じ部屋で過去のことをあれこれ解き明かしていき、それと沿うような沿わないような何とも言えないバランスで過去の場面が続いていく。
序盤は現在の人たちが思っているような崇高な雰囲気では全くなくて、不倫や決闘の様子がコメディタッチで軽やかに描かれていてその対比がとても楽しかったです。
ここにはよしおさん演じるセプティマスの存在がとっても大きく、好奇心旺盛なトマシナとの授業の会話を通してだったり、売れない小説家であるチェイターをこき下ろす会話だとか、なんだかよしおさんにすごくよく似合ってました。
ジャーヴィスもそうでしたが、こういう皮肉屋であり、実は想いを寄せる人には上手く伝えられないみたいな、そんな役がとても似合うような気がします。(いい意味です)

この日は2階で観ていて、若干浦井くんのシーンになると何を言っているのか分からなくなってしまうことがあったのですが、よしおさんのシーンはもの凄く聴きやすくてびっくりしました。
これわたしだけかと思っていたのですが、色んな方が同じことをおっしゃっているので間違いないかと。
こういう発声なんかも演劇には必要な要素で、ミュージカルで言う「歌が上手い」と同じ要素だと思うんですね。
そんなところもこれまでのたくさんの経験からなのでしょうか、とても聴きやすい声で理解が深まったような気がします。 

トマシナ役の趣里さん、ハツラツとしてとても上手な子役さんだなぁと思ったら20代なのですね。
しかも水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘さんなんだとか。調べてびっくり。
あれだけ細くて小さいと役柄がなんだか限られてきそうですが、とてもいい女優さんだと思ったのでこれからも観てみたいなぁと思いました。
最後のダンスのシーンもとってもよかったな。
「だったら踊ればいいじゃない!」
この言葉がどれだけセプティマスの心を動かしたか。
この後の自分の運命なんて知らずに最高の夜を過ごせたトマシナとセプティマスが美しく見えました。

色々と場面が重なりあってひとつに繋がり昇華していくような作品が大好きなので、この作品もトム・ストッパードの最高傑作と言われているそうですが、わたしの心の中にもものすごく余韻が残る作品でした。
一度で止めとこうと思っていたのですが、まだ理解できていない部分が多すぎて消化できていないので、確認しに行かなければ。

そういえば、この日始まる前にロビーに小池先生がいらっしゃり、誰かと話してるなぁと思ったら成河さんでした。
ブログを見るととっても楽しくご覧になったようで同じ時間を共有できたようで嬉しかったです。
親友のよしおセプティマスに刺激をもらったようなので、お互いにいい影響を与えあっていらっしゃるんですね。
どちらもこれからも応援していきたいと思います。