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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

151229 ドッグファイト @シアタークリエ

Play Report Japan
f:id:maayu64:20160228195445j:image
19:00
エディ : 屋良朝幸

浜中文一
末澤誠也
新井俊一
まりゑ
戸井勝海
保坂知寿

***

2015年の観劇納めはこの作品となりました。
今さら2015年?という気もしますが、これ書かないと先に進めないので。笑

ドッグファイトベトナム戦争前夜の若者たちを描いた群像劇。
戦争というものに大して大きな不安を抱えてはおらず、どちらかというとヒーローになるんだ!という期待感が感じられる兵士たちが”一番いけてない女の子をダンスパーティに連れてくる”というミッションを賭けたゲームをする。
そんな背景ではありますが、戦争ものなのでなんとなく明るい未来が待ち受けているのではないのだろうな、と予想は付いていたのですが、徐々にやっぱりなという雰囲気に。
その分、前半はダンスをふんだんに盛り込み暗くなりすぎず、若者たちの躍動感が溢れていて、ダンスシーンは観てると楽しかったです。
やっぱり踊れるっていいですねー。踊りの力は強いよ。

お話としては最後はちょっと急ぎすぎた感じが否めず、リピートしたいと思うまではいきませんでした。
でも、屋良くん、まさくん、エマちゃんがとっても良かった。
たくさん観たわけではなく屋良くんの作品はSong Writerに続き2作目ですが、常にキラッキラしてますね。
見た目もそうなのですが、舞台上での水を得た魚のような躍動感は素晴らしいと思います。
ダンスのキレも個人的には好みで、特にまさくんと一緒に踊っているシーンはどちらを観ていいのか目が忙しかったです。
2人だけなんだか別の振り付け踊ってるみたいで、他の人との差がちょっと気になってしまうぐらいてした。

エマちゃん演じるローズはちょっとダサい女の子で若者たちのゲームの犠牲となってしまう役なのですが、そんな中でも自分をしっかりと持っていて卑屈にならずに見せられていたところがすごいなぁと思いました。
賢くていい子だから応援したくなったし、何より歌の説得力がものすごく高いので、この子だったらきっと頑張れると確信できました。
特に2幕のソロは完全に場を掌握していて、”Catch Me If You Can”のときの聖子さんを思い出すぐらいでした。
歌が単に上手いだけではなく、物語の中での歌がちゃんと歌える俳優さんなんだなぁと思い知りました。

前半をとても丁寧に描いていた作品だからこそ、出兵してからの描き方がなんだかいきなり過ぎてわたしは置いて行かれてしまったのですが、その辺りをもうちょっと丁寧に描いてくれたらよかったなぁというのが正直な感想。
戦争の悲惨さや若者の戦争に対する意識の低さなどを問題提起しているのだとは思いますが、もっとメッセージを出してもよかったのかな、と。
舞台はベトナム戦争中のアメリカですが、決して今の日本にも置き換えられないことはないと思うんですよね。
そういった受け取り方ができるからこそ、ラストをもうちょっと…と思ってしまったのかもしれません。
俳優さんたちが健闘していたからこそね。

特に屋良くんは、昔から特にファンだったわけではないのですが、舞台上だけではなく、座長としての資質みたいなのが素晴らしいんだそうです。
スタッフ間では、偉そうにすることもなくカンパニーをまとめようとする姿がスタッフにも好評らしく、いかに屋良くんがいい座長なのかがよく話題になるんだとか。
こういった俳優さんにはチャンスをあげたいって思うのが人間の心理ですよね。
毎年一つか二つずつぐらい屋良くん主演作がありますが、これからも色んなチャンスがあればいいですね。
影ながら応援していきたいと思います。