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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

151223 ライン(国境)の向こう @東京芸術劇場 シアターウエスト

Play Report Japan
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19:00
村上喜作 : 寺十吾
村上すず子 : 高田聖子
村上花子 : 滝野菜名
村上義男 : 浅井伸治
諏訪一平 : 岡本篤
高梨一郎 : 近藤芳正
高梨文子 : 戸田恵子
高梨次郎 : 谷仲恵輔
高梨牧夫 : 小野賢章
小笠原勝男 : 西尾友樹

***

昨年観た劇団チョコレートケーキの作品(追憶のアリラン)をとても興味深く観劇し、色々な賞にもノミネートされていたのを知り次の作品も漠然と観たいなと思っていたところ、偶然今回の公演があることを知りました。
近藤芳正さんが主管されている劇団パンダコンダとの共作ということで出演者も豪華!
わたしの知っている俳優さんもたくさん出ていらっしゃり、内容もすごく興味のあるところだったので観に行くことに。

舞台は仮想の世界ですが、戦争で突然社会主義と民主主義により国が南北に分断され、そのライン(国境)を挟んだところに住む2つの家族の話。
お互い結び付きも強く助け合って生きてきた家族を社会情勢が翻弄していく。
言わずもがな、お隣の国々を意識しているのは間違いありませんよね。
始めは以前と同様にラインなんて関係なく過ごしていた家族が、社会主義国の家族の息子が軍から脱走して逃げ隠れに帰ってきたことを機に、秘密を抱えることになりそこからどんどん歯車が噛み合わなくなってくる。
国境警備をしている両軍にも変化が見られはじめてきて、結局どうなるの?!とドキドキしながら観ていました。

シリアスなんだけれども、ホッとする形で終わるラストもすごくよかったし、その過程で、戸田恵子さん演じる文子がすっごく男前でかっこよくて、家族を守るという覚悟に泣けました。
そうだよね、国がどうだとか関係なく家族なんだもん。
助け合って生きてきたんだもん。

自分たちには関係ないと思っていたのに否応もなく巻き込まれていく人々、社会主義と民主主義のどちらがいいかということではなく、人間のエゴとか家族を守りたいと思う気持ち、そんなものがぎゅっと詰められているような作品でした。
これは前回の追憶のアリランにも少し通ずるところがあったかな。
歴史と事実と虚構を真っ直ぐ見つめるスタイルがとても好きです。
また機会があれば劇団チョコレートケーキの作品は観てみたいな、と思います。