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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150923 海辺のカフカ @さいたま芸術劇場 大ホール

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13:30
佐伯・少女 : 宮沢りえ
大島 : 藤木直人
カフカ : 古畑新之
さくら : 鈴木杏
カラス(カフカの分身) : 柿澤勇人
星野 : 高橋努
カーネル・サンダーズ : 鳥山昌克
ナカタ : 木場勝己

原作 : 村上春樹
脚本 : フランク・ギャラティ
演出 : 蜷川幸雄

***

春樹さん、蜷川さん、ごめんなさい。
わたしにはどうもあの世界観がよく分からないです。
原作を読んでいないことが原因なのか、それともわたしの感受性の問題か。
意識が落ちることもなく、一生懸命観たのですがそれでも理解できない部分が多数。
カラスはきっとカフカのもう一人の自分なんだろうな、と思っていたら、人物紹介のところにしっかり『カラス(カフカの分身)』と書いてありました。
分かったところそこだけなのになんでやー。書いてるやん。笑
過去と現在と現実と幻想が入り乱れていて、その辺りが難しかった理由かなと思います。

それでも蜷川さんらしい演出というか、すべてが大きな水槽の中で行なわれているような場面転換にははっとさせられるものがありました。
黒子さんたちが全部手動で動かしているのですが、ちょっと息を抜くとぶつかってしまいそうだし、ほんと数cmというところをうまく動かしていたのに感動。
蜷川作品は大胆な場面転換がすごく印象的だと思うのですが、今までで見た中で一番大掛かりだった気がします。
その分、全員で作り上げている舞台という感じ。

キャストの皆さんは熱演されていて、すごく良かったと思います。
話がよく分かっていないので、評価の仕様がない、というのもありますが・・・
一番すごいと思ったのは宮沢りえさん。
黒子さんが動かす水槽のような透明な箱の中にりえさんが入って登場するのですが、その儚さたるや。
なんだかこの世のものだと思えないぐらい美しかったです。
舞台に向かって微笑んだりするのですが、あれはもう、そのままあちらの世界に連れて行かれそうな微笑みだった・・・
かっきーも出番自体はそこまで多くはないですが、とてもかっきーらしい熱のこもった役だった気がします。
『かっきー=情熱』という方式がわたしの中で定着しつつある。うん。

この作品を理解するには、村上春樹さんの作品を読み込んでいかなければ難しいんだと思います。
わたしみたいなノルウェーの森しか読んでいないような初心者には敷居が高かったようでした。
世界で上演され、まだシンガポール公演と韓国公演は残っているようですが、海外の方の評価も気になるところです。
村上春樹さんの人気は韓国でもものすごく高くて、本が出るたびにベストセラーになっているぐらいだから、きっと受け入れられるのではないでしょうか。
海外公演ってものすごく大変だそうですが、最後まで怪我しないように頑張っていただきたいです。(特に黒子さん。)