思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150718 지저스크라이스터 슈퍼스타 ジーザス・クライスト・スーパースター @シャーロッテシアター

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14:00
지저스 ジーザス : 박은태 パク・ウンテ
유다 ユダ : 한지상 ハン・チサン
마리아 マリア : 이영미 イ・ヨンミ
피라도 ピラト : 지현준 チ・ヒョンジュン
헤롯 ヘロデ : 김영주 キム・ヨンジュ

***

ひぇーーー!なんか凄いことになっている!!
というのが初めに思った感想。
四季版を観ずに韓国版初演がJCS初体験だったわたしですが、あれから時は経ち、四季版の統率のとれたJCSを観慣れてからこれを観るとだいぶショッキングですね。笑
幕が下りて終わった瞬間はこんなにも派手になることができるのか、と若干茫然とした頭で考えていました。

今回はすごく好きな点とそうではない点がはっきり見えてきた感じでした。
まず好きなのはジーザスとユダの関係性がとねもはっきり描かれている点。
あとは以前から変わらないキャストの歌唱力。
何よりウンテさんの演技が10倍増しになってたことはまず書き残しておかねば。

すっかり演技派と変貌を遂げたウンテさんのジーザスが素晴らしくて目が離せませんでした。
かなりド派手な舞台なので(舞台芸術という意味ではなくて)、その中で静かに感情を殺しているウンテさんジーザスがかなり際立っていて、ゲッセマネで爆発するかのように涙を流す姿はもう痛々しくて仕方ありません。
きっと実際のジーザスもこんな人だったんじゃないか?と思えるほど、我慢強くて意思が固くてカリスマ性のある姿で、なんだか一回り以上大きな存在になったような気がします。

チサンさんユダは、ユダと相思相愛だとご自身で言うぐらいハマり役だとわたしも思っているのですが、前期とは少し変えてきてますかね?
前期はひたすらジーザスのことを思って思って届かない感じがすごく切なかったのですが、今回はそれに加えて少し全体を俯瞰している感じだとか、ジーザスは絶対に自分に従ってくれると思っているような節がありますね。
自信満々でちょっと斜に構えているような感じ。
相変わらずカーテンコールも含めて、ノリノリのスーパースターは楽しかったです。
チサンさんが「マレッマレッマレッマレッ」って言うの好き。笑

ヨンミさんはディーバ的な強いマリアになるのかと思ったのですが意外とそうでもなくて、母になったからか慈愛みたいなものを感じられました。
でもどちらかというと母性に近いのかな?
声がハスキーで独特なので、わたしはやっぱりR&B系の曲をヨンミさんには歌ってほしいと思いました。
個人的には去年観たウナさんが好きだったので、機会があればまた観てみたいです。

この主要な3人とピラトのチ・ヒョンジュンさんは特に気にならなかったのですが、それ以外のキャストとアンサンブルはやっぱりちょっと気になっちゃったかな。
カヤパはこれでもか!というぐらい低音でびっくりしすぎました。どこからこんな声が。
逆に前期のアンナスがとても個性的でよかった分わたしが観たアンナスはちょっと不安定だったような。
高くて難しいとは思うのですが、パーンと突き抜ける感じがほしいところでした。
ヘロデは女性が演じることもあるようですが、なんとなく男性が性別不明な感じで演じる方がしっくりくるような気が。
あと、どうしても派手で苦手と感じたのはやっぱりアンサンブルかな。
ヨハネやシオンはソロパートがありますが、その部分は、あれ?ヨハネ主役だったっけ?と思うような目立ちっぷり。
個人的に、JCSの民衆や使途には派手さは全く求めていなくて、どちらかと言うと集団心理みたいなものが伝わってくるのがJCSの骨頂だと思っています。
それの最たるものが四季版なのかな、と。
そういった部分が韓国版では感じられないので、作品としてのおもしろみが少し物足りないかな、と。
歌唱力といった部分に関してはストレスフリーで全く問題ないのですが。
統率の取れた四季のアンサンブルはやっぱり世界レベルだな、と思った次第です。

色々書きましたが、音楽だとかカーテンコールだとか(笑)はやっぱり好きなので、今度はジェリムさんでまた観たいなと思っています。

おまけ
写真撮影スペース
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