エリザベート : 蘭乃はな
トート : 井上芳雄
フランツ・ヨーゼフ : 佐藤隆紀
ルドルフ : 古川雄大
ルイジ・ルキーニ : 尾上松也
少年ルドルフ : 大内天
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そんなに間を置かずにほぼ同じキャストで観たのに違う印象だったのはどうしてなのでしょう。
とにかく今回は芳雄さんが絶好調!
声の張りや伸びがもの凄くしなやかで、あぁわたしは芳雄さんの感情が乗る歌声が好きなんだということを再認識しました。
トートに感情はないと言われそうですが、今回のエリザベートはその辺りもしっかりと描かれているのが特徴だと思うのです。
想いが通じるのはほんの一瞬。
エリザベートにとってはやっと得た自由な反面、トートにとっては手にした瞬間に残るものは何もないんですよね。
そんな相反する表情がラストシーンでは描かれていてものすごく最後に切なくなってしまいました。
芳雄さんはこう解釈しているとどこかで読んだので最期のシーンに注目してたのですが、あぁこういうことか、と。
事前にあまり情報を入れないで観るのが好きなのですが、インタビューとかパンフレットとか、ちゃんと読んでから見ると新たな発見もありますよね。
新たな気づきと芳雄さん絶好調のときに観に行けて嬉しかったです。
古川くんも前回よりも良かったし、蘭乃さんも相変わらずちょっと強めなシシィを演じていて、不安定なところはあるものの、絶好調トートに引っ張られてあまり気になりませんでした。
一緒に観に行った友人は前日に観た花總城田ペアよりもこの回の蘭乃井上ペアが好きだそうです。
舞台上での芳雄さんの素敵さに気がついてくれたようで何より。笑
あまり舞台での波が少ない芳雄さんですが、次もこの絶好調な姿でお会いできると嬉しいな。
そしてわたしはいついっくんルキーニに会えるのだろう…
(選んでないのにいまだ松也さんしか観れていない)