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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150608 アドルフに告ぐ @KAAT

Play Report Japan 成河
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19:00
アドルフ・カウフマン : 成河
アドルフ・カミル : 松下洸平
アドルフ・ヒットラー : 高橋洋
由季江 : 浅海ひかる
エルザ・ゲルトハイマー : 前田亜季
本多芳男/シャウブ : 大貫勇輔
本多大佐/ヴォルフガング・カウフマン : 谷田歩
赤羽警部/ゲッペルス : 市川しんぺー
アイヒマン/特高警部 : 斉藤直樹
仁川刑事 : 安藤一夫
少女 : 小此木まり

***

手塚治虫さん原作のアドルフに告ぐを観てきました。
スタジオライフでも今上演していますが、わたしが観たのは栗山さん演出版。
漫画を持っているので事前に読んでいましたが、全体の世界観はそのままに早回しで進んでいったような感じでしょうか。
とても重い題材で、漫画を読んだときにもかなり衝撃を受けたのですが、演劇も観終わった後に胸が苦しくなるような感覚が残り、手塚治虫さんが現代に警鐘を鳴らし続けているんだと心から思いました。
やっぱり争うことでは何も生まれないです。
「俺は何のために」と最後心を決めるカウフマンが哀しくてやり切れなかったです。

漫画とは少しラストが違いますよね?
なぜパレスチナの戦闘に加わったのかがわたしには理解できなくて、成河さんもそれが分からなくて苦しんでいると開演前にインタビューでおっしゃってましたが、それをああいう風に表現したのか、と目からウロコでした。
前の方の席だったからかわたしがバンダナ成河さんに釘付けだったからか(笑)、最後のシーンは本当に良く見えていて、カウフマンが撃ち合う前に銃槍を外したところまでばっちり見てしました。
ネタバレですが、もう公演期間も終わっていますし、あのシーンは遠いと見逃しがちなんじゃないかと思うとともに、見逃したら最後がよく分からないまま終わっちゃうな、と思って仕方がなかったのでここに書いておきます。
カミルと向き合うときには撃ち合う気はなかったということですよね。
それが意味するのは、今までの罪の意識なのか諦めの境地なのか…
そこまでは分かりませんがとにかく最後にものすごいメッセージを投げてきたなとハッとしました。

全体的に重たい作品ですが、その中でも成河さんと高橋洋さんと鶴見辰吾さんが際立っていた印象。
松下くんも良かったんだけど、西出身者としては関西弁に違和感がありまくりで、こっちが照れてしまいました。笑
そういった意味では作品とのバランスが取れていて、癒し系で良かったのかもしれない。(ファンだから甘いのです)
成河さんはほぼ出ずっぱりの話まくりで、観るたびになんだか印象が変わるので、やっぱり凄い役者さんだと思います。
あと、願いが叶うならバンダナ成河さんの写真ください。超かっこよかった!
それと大貫さん踊ってください。笑

左右から出てくる舞台装置が印象的で、様々な場所に変化したりしていましたが、坂の多い神戸を表していたりするのかなぁと思いました。
照明も赤い光を使ったりしていて雰囲気が出ていたし、演劇とはいえ音楽も作品に合っていてよかったです。
子供が実はカウフマンの子だったというのには栗山さん憎い!と思わされました。

戦後70年の今年は様々なことが議論となっていますが、結局のところ今を生きているわたしたちがどうにかしなくてはいけない問題なんですよね。
しっかりと歴史を見つめ、未来を見据えられる力をつけたいものです。