思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150510 스피킹인텅스 Speaking in Tongues @スヒョンジェシアター

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18:00
레온&낙 レオン&ニック : 강필석 カン・ピルソク
피트&닐&존 ピート&ニール&ジョン : 정문성 チョン・ムンソン
쏘냐&발레리 ソーニャ&バレリー : 전악령 チョン・インリョン
제인&사라 ジェイン&サラ : 정은성 チョン・ウンソン

***

久々に発表から心踊る作品(久々とか言ってごめんなさい)だったので、観るのを楽しみにしていました。
わたしの二大スターが揃うなんて!
共演している姿を見られると思うだけでわくわくしてしまい、噂には話が難しいと聞いてはいたのですが、そんなことはもう関係ありません。笑
観ることができればいいのです。

とは言ったものの、やっぱりより楽しむには少しでも理解しなければ、と事前にプログラムを友人に買ってもらっていたので、相関図を見ながら予習しました。
が、全く覚えられず。
ニックやらニールやら似たような名前も多いし、時系列がまず分からないし。
実際に観ていても、1幕の最初30分はいい感じなのですが、そこから先は断片的には分かるものの繋がらなくて。
韓国のお友達に聞くと最後にピタッとはまるように全てが繋がるんだそうですが、わたしにはよく分からないまま終わってしまいました。
特に1幕終わりから2幕が鬼門。

それでも分からないなりに、違う相手に同じような台詞を2人ずつ話していたり、それぞれが自分の状況を別々に話しながらも、それが全員の話と繋がっていたりと、構成としておもしろかったです。
とても斬新。
息を合わせなきゃいけないので、その分練習するのは本当に大変だっただろうな、とは思いましたが。

そくさまは前日がアガサのまっこんで少しお疲れのようで、珍しく台詞を噛むところを目撃してしまいました。
ちょっと苦笑いしてましたね。
2幕はニックとして登場しますが、その時のオフり具合が見ていて分かるほどで、あぁお疲れなのですね、と少し心配になってしまいました。
その分、もの凄く印象的だったのはムンソンさん。
特に3幕のジョンを演じているときがとても素敵で、なんだか全部持っていった感がすごい。
あぁそうだった、わたしはこの演技が好きなんだった、と改めて思い出した瞬間でもありました。
物語を引き立たせるためにそくさまは敢えて存在感を消しているような気もしますが、とにかく3幕はムンソンさんに目が釘付けでした。
女性陣もとても良かったのですが、ジヒョンさんで観てみたいなぁというのが正直な感想。
1幕のウンソンさんはとっても可愛らしくてよかったのですが、ジヒョンさんだとまた違った雰囲気が出せそうな予感がします。

お話としてはとても難しく、手に入らない何かをつい求める人間の弱さみたいなものが心苦しかったりしますが、それを表現するのはいつでも言葉で、それゆえにあの演出技法だったりタイトルだったりするんだろう。
難しいけどおもしろい、また観たいと思える作品です。