22:00
Hedwig : John Cameron MitchellYitzhak : Lena Hall
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念願のJCMのHedwigが観れました〜。感激。
しかもロトチケットを無事にゲットし、なんと$37。
7列目ぐらいのセンターでとっても観やすい席でした。
今はBWはオフシーズンなので、寒さしえ耐えられればもしかしたらこの時期がいいのかもしれませんね。
JCMが公演中に膝を怪我して、一週間代役だったと聞いていたので大丈夫なのかな？と心配していたのですが、膝にサポーターをしてのご登場。
ちょっと見た目は痛々しかったですが、それを自然にネタにしてしまっていて、怪我をしたことを知らなかった友人はあれ本当の怪我だったの？と後で驚いていたぐらいでした。
ヘドウィグは高めの椅子に座って話すことが多いですが、膝が曲がらないので脚を置く台を使っていました。
椅子に座るたびにイツァークにその台を持ってこさせていて、イツァークが甲斐甲斐しくお世話をする様子がなんだか微笑ましかったです。
そしてなかなか台が出て来ないと”clay!!”と急かしたりして笑いを誘っていました。さすが。
とりあえずJCM様のヘドウィグは良い意味でお下品。
全部理解できているわけではありませんが、大統領批判とか政治的なネタや、社会問題なんかも盛り込んでいたりしていて、会場は大盛り上がりでした。
一番個人的におもしろかったのは冷戦時代の話をしているときのロシアの話で(なぜそうなったのかは分かっていない)、「あなたたちは子音を買いなさい！」と言ってたこと。
その後のなんちゃってロシア語が爆笑を誘っていました。
ロシア語全然分からないけど確かに母音だらけですよね。
息が抜けそうなあの発音ね。笑
いい意味でも悪い意味でも会場は大盛り上がりだったのですが、わたしの後ろのお姉さんたち3人組は熱狂的なファンらしく、”I can't believe it!!!”と何回も繰り返していました。
大興奮、という言葉が相応しい。笑
前の方に座っていたお客さんは飲むは立ち上がるわで、ミュージカルというよりライブっていう要素が強い作品ですが、それを観客たちによってさらに作り上げられていた感じでした。
会場がそんな感じなので、ヘドウィグの持つ悲哀みたいなのがちょっと薄まってしまっているかなぁというのが正直な感想です。
そんなこと言いつつも'Midnight Radio'では無条件に泣くんだけど。
イツァークを解放して、戻ってきても寂しそうな目をしつつも何も持たずに去っていくヘド、それを引き留めることなく寂しげに見送るイツァーク、というのがわたしの中のヘドウィグなので、最後やたらとテンションの高いイツァークはどうも受け入れられませんでしたが。
わがままですみません…
イツァークが、というよりも会場の雰囲気がそうさせている気もするので、これはきっと文化の違いですね。
話は戻りますが、BW版の演出は新演出を初めて観て、曲を少しアレンジしていたりセットが豪華になっていたり、と慣れない部分もありました。
一番慣れないのが'Sugar Daddy'のアレンジ。
いまいちノリきれない自分が歯がゆいです。
しばらく韓国公演はお休みで、次からは今のBWバージョン演出になると聞いているのですが、'Sugar Daddy'もそうなるのかな…それはちょっと残念かも。
腰につけるジャラジャラしたやつ（笑）はBW版もしっかりあって、それはなんだか感動しました。
逆に、'The Origin of Love'の演出はいいなぁと思いました。
薄い幕が下りてそれに映像が投写されるのですが、その真ん中にヘドウィグがいて視覚的にも面白かったです。
あと真ん中の車とか舞台装置とかにもお金が掛かってるなぁと違いを楽しみました。
(お金が掛かっているといっても、今までのがシンプルすぎるだけなのですが。)
今回一緒だった友達2人はヘドウィグ自体初めてだったそうですが、ロトに一緒に挑戦し、一番初めに名前を呼ばれ（笑）、なんと2列目で観たそうなのです。
そしてどうやら途中で聖水を浴びまくったらしく後でキャーキャー言ってました。
初ヘド記念だね、と言っておきましたが、とても楽しんでくれたようでわたしも嬉しかったなぁ。
アメリカで観るヘドウィグを体感できてよかったです。
次はいつどこで観れるのかなぁ。
日本でそろそろ観たいな。
スタンダードバージョンを、ね。
BWの劇場はWi-Fiが繋がるようで、その設定画面が素敵。
待ち受け画面にしようかしら。
↓これ
