思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

141122 スリルミー 小西×松下ペア @天王洲銀河劇場

15:30
彼 : 小西遼生
私 : 松下洸平
※11/30 追記

***

今期2度目、そしてMy楽のこにまつペア。
前回、本当にわたしの観たかったスリルミーを見せてくれたので大満足だったのですが、今回もそれはそれは素晴らしかったです。
胸がぎゅーと詰まるようなスリルミー、これがわたしは観たかった。
切実なんですよね何もかもが。

父親からの愛情を受けられなくて満たされない心を抱える彼、どんどん歪んでいく彼を引き戻すことができなかった私。
お互いが不器用で、ちょっとずつすれ違っていくのが観ていて哀しかったです。
彼もうまく表現できていないだけで、私に対しては絶大なる信頼を置いていたんじゃないかと今回は観ていて思いました。
それだけ「お前じゃなきゃダメなんだ」が本気に聞こえたし、どんなことを言っても、たとえ犯罪を犯しても私には理解してもらえて、必ず自分を信じてついて来てくれる、と思い込んでいるように感じました。
最後の「お前は孤独だ」と言うセリフも、今までは単に彼の気持ちが離れていくのかと思っていたけど、このペアだと一歩先へ行ってしまう私に対してではなく、取り残される自分への言葉のように聞こえる。
孤独なのは自分の方。

今期のこうへい私はほとんど泣かなくて、ただ一度だけ彼が生きていたら…のとこで、「そんなことはもう二度と言いたくありません!」とはっきりと言いながら顔を覆う。
二人のことは二人以外には触れてほしくない、みたいに。
柿彼にはあんなに振り回されて傷ついていて、ようやく拘置所で彼がAfraidを歌うことで彼の本心に気がついてこっそり泣いていたのに、今期はちゃんと彼の気持ちも理解しているんだなぁとしみじみ思いました。
相手が変わるとこんなにも雰囲気が変わるんだな。
こにまつペアは裏切られてはいないんだ、とお互いが分かっている節があります。
今までとは違った解釈を与えてくれるスリルミーでした。

前にも書きましたが、このペアはテンポがとても良くて観客を飽きさせません。
こうへい私の独特なセリフ回しもとっても気に入ってます。
19歳を演じるときに語尾が若干伸びるところとか、とても少年っぽくていい。
セリフがどこまでCDに入るのかは分かりませんが、全部収録してもらいたいぐらい。
英語版のCDがかなりねっとりしてて聴くとずしんと重たくなるので、ぜひこにまつペアをiPodで携帯したいです。
届くの楽しみだなー。

2回しか観れませんでしたが、完成度の高いわたし好みのスリルミーを見せていただきました。
このペアはまた次の機会でも観たい。
こんなスリルミーが観たかった!と思わせてくれるペアはなかなかないから。
ほりぷろさん、ぜひよろしくお願いいたします。
またこにまつペアに会えることを楽しみにしています。
Auf Wiedersehen!!


追記↓
エピソード思い出したので書いておきます。
ただの女子会だったという「私トークショー」で披露されたらしいこにたんのマッチ暴投ぐせ。
1回目に観たときにかなりノーコンな感じな暴投を観ていたので(もうちょっとで客席に落ちそうだった)、きっとあのことだなと思い当たるふしがありました。
それを「もうっ!しょうがないんだからっ!」と思いながらこうへいくんは取りに行くんだそうですが、その話を聞いていたのでマッチ投げに超注目。
でも今回はちょっと振り向きながら投げていたのでしっかりキャッチ。残念。笑
そういえば去年こうへいくんマッチばら撒いてたなー、ということも思い出しにやにやしながら観てしまいました。

そんなこんなでよかったよかったと思っていたら、事件はまだ残っていた。笑
My glassのところ、彼と私が報道されていく事件にどんどん焦っていく場面がありますが、あの時に最後新聞紙をぐしゃっと丸めて舞台奥に投げるシーンがあるんですね。
そのシーンで、なんと丸めて投げたこに彼の新聞紙が舞台の真ん中に!
どうやったらあんなところに投げられるんだ!
こに彼の運動神経のなさが面白すぎました。笑

どうやって回収するのかとハラハラしていたのですが、54歳の私が努めて冷静に回収し舞台横にしまっていらっしゃいました。
ここでも後処理は私がするのね、と妙に納得。
2人の連携プレー、さすがでした。