思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130317 スリルミー 柿澤×松下ペア @天王洲銀河劇場

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15:30開演
彼 : 柿澤 勇人
私 : 松下 洸平
ピアノ : 朴 勝哲

***

2組目は松柿ペア。
実は日本ペアでは一番好きなこの組。
2人とも若いので勢いがあるし、特に洸平くんの演じる私がとても好きなのです。
新納さんもこの不安定さがとても良くて好きだとおっしゃっていましたが、舞台は生き物なことを一番感じさせてくれるペアです。

初演からずっと演じ続けているので、息がぴったり合っているのが観ていてもよく分かる。
パンフレットやアフタートークショーでも言っていましたが、実生活でも仲良しだそうで、それも演じる上でとても重要なことなんだそう。
間がとても心地よくて良い。

カッキー彼は前回よりも何だか無駄な力が抜けて自然体になった気がします。
YouTubeの10秒チャレンジ動画やプロモーションを通じて、カッキーの人となりを知ったからかもしれません。笑
もっとドSっぷりを発揮して冷酷さを出そうとしていたのが、その中にも感情が感じられるようになったというか。
それがとても良かった。

前回のカッキーは新納さんと同じ役作りをしてるんだなぁ、と感じたのですが、今回はまだ2組しか観てないですが、そういう風には感じなかったので、ある程度ペアによって違うタイプに仕上がっているのかもしれない。
ほんとに面白い舞台だなぁとまた感心。

洸平くんは前回からの8ヶ月でわたしたちにも分かるぐらい色々なフィールドで活躍するようになっていて、それがとても良い影響を与えているように思いました。
実は前日観たカラマーゾフの兄弟の末松さんが衝撃的すぎて、私と同じぐらい計画的やないか!とひとりアワアワしていたのですが、それにも負けず(?)素晴らしい私を観せてくれました。

切ないぐらいに彼を想う気持ちだとかが溢れ出ていて、あんな風にするしか彼を手に入れられなかったのかと思うと泣けてきます。
最後のシーンは胸が苦しくなりすぎて思わず膝の上で自分の手を握り締めてました。

何様?という感じですが、ほんとにいい役者さんになってきましたねー。
歌も不安定さを感じなかったし演技も数段アップしてますよね。
すごく素直そうなので、きっと凄い勢いでスポンジみたいに色んなことを吸収しているんでしょう。

あと凄いと思ったのは54歳の私になるとき、声が全く変わること。
みなさん変えてらっしゃいますが、今回の洸平くんは全くの別人だった。
仮釈放審議委員たちとの会話も演技の一部、ということもしっかり意識して演じてるんですね。凄いなぁ。

今回はステージサイド席を初めて体験してみましたが、私が客席に背を向けていることが多々あるのでそのときの表情が観れて貴重な経験をしました。
後ろ向きでも力を抜かないのね。素晴らしい。
そういった点もあって今回は特に私の方に肩入れ。

続きはアフタートークショーにて。