思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

180512 1984 @新国立劇場小劇場

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13:00

ウィンストン・スミス : 井上芳雄
ジュリア : ともさかりえ
オブライエン : 神農直隆
チャリントン : 曽我部洋二
パーソンズ : 森下能幸
パーソンズ夫人 : 宮地雅子
サイム : 山口翔悟
マーティン : 武子太郎
党員 : 堀元宗一朗

 

***

 

怖かった…
思想まで監視される世界ってもうどうしようもないですね。
何が怖いって自分が自分でなくなる瞬間が一番怖いんだと思います。
もしそんな世界がやってきたら…やっぱり怖い。


噂には色々と聞いていましたが、やっぱり拷問シーンは目を逸らしたくなりますね。
演技だと分かっていても辛いし、ちょうどわたしの席が芳雄さんと目が合いそうな場所で、思わず助けに行きたくなってしまいました。


大杉漣さんで観たかったですが、代役の神農さんもすごく不気味で、役として良かったです。
何を考えているのかよく分からないし、問いかけられると何が正しいのか分からなくなってしまう。
人の心理を動かすってこういうことなのかもしれない、と思いました。


恐怖で失神する、ということはありませんでしたが、後味の悪さと不気味な恐怖が残る作品でした。