思ったことを好きなだけ

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171021 リチャード三世 @東京芸術劇場 プレイハウス

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18:30

リチャード三世 : 佐々木蔵之介
アン夫人 : 手塚とおる
クラレンス公ジョージ : 長谷川朝晴
エドワード四世 : 阿南健治
エリザベス(グレイ夫人) : 植本純米
マーガレット : 今井朋彦
ヨーク公夫人 : 壤晴彦
バッキンガム公 : 山中崇
リヴァーズ伯 : 山口馬木也
グレイ卿 : 土屋佑壱
代書人 : 渡辺美佐子


演出・上演台本 : シルヴィウ・プレカレーテ

 

***

 

シェイクスピア作品はなるべく制覇したいと思っていて、ちょうどリチャード三世は観たことがなかったので良い機会だと思って観に行きました。
何となくビジュアルを見ていてもノーマルな感じではないことは分かっていたのですが、なんだか凄い世界観でした。
初リチャード三世がこれで良いのだろうか?笑


佐々木蔵之介さんの作品はいくつか拝見していますが、とりあえずわたしが観た作品は全部脱いでいるような。
体型を維持するのも大変ですね。笑
極悪非道なリチャード三世をニヤニヤしながら怪しく演じていて、ちょっと目がイっちゃったような、普段の蔵之介さんとは全然イメージが違いました。
実際のリチャード三世は脊椎後湾症があったそうですが、それは別に表現していなかったですね。
自分の醜さを憂いてどんどん極悪非道になっていったと描く作品もあるようですが、その辺りは今回はわたしにはよく分かりませんでした。


ほぼほぼオールメール作品だったのですが、手塚さんも今井さんも植本さんも思いの外似合っていたのがさすが俳優さんだと思いました。
蜷川さんがオールメールはよくされていたイメージですが、シェイクスピア作品ではよく用いられるんですかね?
詳しい方いらっしゃれば教えていただきたいです。
今回の作品では、蔵之介さん以外だと長谷川さんがちょっと気になる存在。
リチャード三世に処刑されてしまうクラレンス公ジョージ役でしたが、兄に懇願する姿が見ていて心苦しかったです。


とりあえず暗い作品なので何度か落ちてしまったことが反省点ですが(マチネで観たワンピースとの差よ)、最後の「絶望して死ね!」のセリフがラップ調で踊りまわってたシーンが一番印象に残っています。
今度は違った演出のリチャード三世が見てみたいな。
韓国で演っていたファン・ジョンミンさんの観たかったー!残念。