15:00
John : 이석준 イ・ソクジュン
Susan : 정연 チョン・ヨン
Michael : 오종혁 オ・ジョンヒョク
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ソクジュンさん(とゴンミョンさんとヘソンさん)の20周年をお祝いした記念公演ということで、観に行ってきました。
30歳を目前にミュージカルの上映チャンスを狙うジョナサン・ラーソンの自伝的物語ですが、以前日本で観ることができて(山本耕史さんのではない)、その時に韓国だとどんな風になるんだろう?と思っていたので、観ることができて嬉しかったです。
RENT好きとしてはずっと観たかった作品なのですが、どうも以前観たのは不完全燃焼感が拭えず。
ただ、今回のは集中して観ることができたのでやっぱりそうだよなーと妙に納得してしまいました。
歌はそんなに得意じゃないとおっしゃっているソクジュンさんですが、ミュージカルにこうやってご出演されているのを観ると全くそんなこと気にならないんですよね。
きっと韓国のミュージカル界全体として歌の平均値が高いのでそう言われてるんだと思いますが、声量もあるし、声質もちょっとハスキーで個性があってとっても良いとわたしは思っています。
SOMLのアルヴィンとかもほんと素晴らしいし。
このtick,tick...BOOM!は登場人物は3人だけのミュージカルですが、ジョンヒョクさんも上手いしジョンヨンさんもとっても上手だし、日本で感じたパワフルさが今回は感じられてとっても良かったです。
20周年記念としてこの作品を選ばれたのは、デビュー当時に3人でこの作品に出ていたからということがあるそうですが、どんな想いで演じていらっしゃったのかとても興味があります。
イヤギショーなどを通してミュージカル界の発展を誰よりも願っていたソクジュンさんなので、自分も成功して引っ張って行くんだ!という気持ちも当時はきっと強かったんだろうと勝手に思っています。
それがあれよあれよとここまでミュージカル市場が発展してきて、わたしたちみたいな外国人も観に来るようになった。
ある意味、ジョンが思い描いていた未来を実際の自分の目で見ているソクジュンさんはどんな気持ちだったんだろう?そんなことを思いながらわたしは観ていました。
懐かしさと過去の自分への慰労、そんな気持ちがあったりするのでしょうか。
大きい会場ではないですが、舞台上をいっぱいに使って走り回っている俳優さんたちを見て、やっぱりこの作品は勢いが重要だと思いました。
RENTもそうですが、勢いを殺してしまうとジョナサンの作品は生きなくなってしまいますね。
いつまでに必ず達成したい!という強い想いはわたしにはなくなってしまいましたが、たまにはそんな熱い想いに触れたくなるので、また観る機会があれば嬉しいです。