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新納言知盛 : 野村萬斎
九郎判官義経 : 成河
大臣殿宗盛 : 河原先國太郎
梶原平三景時 : 今井朋彦
阿波民部重能 : 村田雄浩
影身の内侍 : 若村麻由美
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読売演劇大賞最優秀作品賞受賞おめでとうございます！
半年以上前のことですが、レポを書いていたわたしにとってはかなりタイムリーな話題でした。笑
日本の伝統芸能ををふんだんに取り入れながらも現代風にアレンジされていたりするところもあり、圧倒されるところが多々ある作品でした。
前回のレポにも書きましたが、成河さんがご出演されていなかったら出会うことのない作品だったことを思うと、不思議なご縁を感じる作品です。
実はこの日は千秋楽公演で、2回目の観劇だったこともあるかと思いますが、前回分からなかったところも少し分かるようになり、より知盛の苦悩や義経の勢い、その裏にある孤独なんかを感じることができました。
勢力争いっていつの時代も勝者と敗者があって、今とは倫理観が全く違うものの人間の本質は変わらないから、当事者たちの心情はどれだけ複雑だったのだろう、と思うとちょっと寂しくなったりもしました。
数年前に行った平泉の風景が何となく思い浮かんだりして、松尾芭蕉の気持ちに少し共感。(しまじみ)
全てを理解できた訳ではありませんが、侘び寂びのような感情をわたしたち日本人は昔から持っていて、それが今も脈々と受け継がれていることに対しても、この作品を通じて教えられたような気がしています。
とにかく、とても素晴らしい作品だったので受賞はとても嬉しいです。
録画してるのがあるので、ゆっくり時間が取れるときに見直してみようと思います。
