19:00
ブルック : 寺島しのぶ
トリップ : 中村蒼
シルダ : 麻実れい
ライマン : 斎藤歩
ポリー : 佐藤オリエ
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まさかこれがしゅうさんの遺作になるなんて。
訃報を聞いたときには全然信じられなくて、しばらくもうしゅうさんの作品が観られなくなるなんて信じられませんでした。
でも演劇仲間の皆さんの声を少しずつ聞いて実感が湧いてきて、この作品を観て、あぁいないんだ…と哀しくなった。
しゅうさんならどう演じたんだろう?
全くしゅうさんの影を感じなかったので、短い練習期間でライマンを作り上げた斎藤さんはさすがだと思いますが、やっぱりそんな風に想像してしまうのは許してほしい。
しゅうさんのちょっとハスキーな声が恋しいです
少しずつの秘密と嘘が長い年月をかけて色々と拗れてしまい、家族が壊れていくストーリーでしたが、出演されている役者さん皆さん素晴らしくて圧巻でした。
それにしても麻実れいさんの妖しさはどこからやってくるんでしょうね?
今回は寺島さん演じるブルックの叔母役でしたが、姉一家に助けられている割には積極的に崩壊させようとする。
アル中で何を考えているのか掴めないシルダが怖かったです。
皆さん素晴らしい演技を見せてくださったのですが、お話として物語に引き込まれる感じはあまりなかったのが少し残念。
淡々と物語が進んでいったような気がして、もうちょっと動きがあっても良かったかなぁと。
しゅうさんだとどうだったんだろう?とついつい考えてしまい、集中できていなかったのもあるのかもしれない。。
中嶋しゅうさんのご冥福を心よりお祈りいたします。