19:00
オフィーリア/オズリック : 貫地谷しほり
ホレイショー : 北村有起哉
レアティーズ : 加藤和樹
ローゼンクランツ/バナード/役者たち : 山口馬木也
ギルデンスターン/マーセラス/役者たち : 今拓哉
ポローニアス : 壤晴彦
墓掘り/座長 : 村井國夫
ガードルード : 浅野ゆう子
クローディアス/亡霊 : 國村隼
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ジョンケアードのハムレットと言われて、観に行かないわけにはいかないと思い、観に行ってきました。
席についてびっくり。最前列どセンター。
舞台が客席に迫り出しているのでわたしが持っていたE列が最前列になったいるようでした。
舞台上の上手にも座席があって、客席が二方向から四角い舞台を囲むような形のセットで、新しいなぁというのが最初の印象。
最初のシーンではホレイショーがまずは物語を始めていて、これはハムレットが望んだ語り継がれた物語なんだなぁということが分かって、何だか初めにぐっときてしまいました。
ハムレットの中でもわたしはホレイショーの最後のシーンが好きなので、ホレイショー役は結構重要なのですが、北村有起哉さんがとっても良くて嬉しかったです。
ハムレット役の内野さんは熱演されてたのですが、わたしはどちらかというと苦悩に満ちたハムレットが好きなので、好みとはちょっと違うかな?という感じでした。
内野さんは繊細な人というよりも熱血漢なイメージなのでね。
ただ周りを囲んでいる方々が素晴らしく、特に村井さん、壤さん、國村さんの味がある演技が素晴らしかったです。
ベテランにしか出せない味というか。
少ない人数で演じているので1人で何役も演ってらっしゃる方もたくさんいたのですが、役付きの加藤さんや貫地谷さんも役者に混じったりクローディアスの家臣を演ってたりと、何かしら意味があるのかなぁ?と観ていました。
全体を流れる尺八の演奏も印象的で、同じ演目でも色々な演出や解釈ができる、改めてシェークスピアの凄さを感じた観劇になりました。
やっぱりわたしはハムレットが好きです。