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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

161020 ミス・サイゴン @帝国劇場

Japan Musical Report

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18:15

エンジニア : ダイヤモンド・ユカイ
キム : キム・スハ
クリス : 小野田龍之介
ジョン : 上原理生
エレン : 知念里奈
トゥイ : 藤岡正明
ジジ : 池谷祐子
タム : 重松俊吾
 
***
 
スハちゃんのキムが観たいと思ったらこの日しかなく、開幕初日に行くことになってしまいました。
個人的に初日はお祭りだと思っていて、作品としての完成度が高い舞台が観たいので初日に観るのはあまり好きではないのですが、この日しかなかったので仕方がない。
これも全部スハちゃんのためです。
 
スハちゃんキム、噂通りもの凄く良かった!
なんだろう、とても意外性のある俳優さんでびっくりしました。
今まで韓国で観た女優さんたちはひたすらガンガン歌い上げる強い方ばかりだったので、そのイメージでいたのですが、それが覆されたというか。
こんな歌声で歌う韓国の方もいらっしゃったのですね!という新たな驚き。
歌声はしっかり伸びて安定しているんだけど、澄んでいて純粋で、それでいて芯の強い不思議な声でした。
それがまたキムにぴったりで。
さすがWEでも舞台に立っただけのことありますね。
サイゴンが終わったら韓国で活躍するのかな?
スハちゃんの良さをそのまま活かせるような作品に出演できるといいな、と思います。
 
小野田くんクリスも良かったです。
やっぱり歌がお上手ですね。
ノンストレスで聴くことができ、ちゃんとキムとの甘い雰囲気もしっかり出ていました。
顔はあんなに薄い感じなのに、身体とリアクションがGIなので、なんだかチグハグに感じましたがそれは言っても仕方ないですね。笑
それだけきちんとクリスとして役を生きているということで、他の役はあまり観たことがありませんが(アリスぐらい?)、色んな役で観てみたいと思える俳優さんでした。
この作品の中でクリスにはあまりいいイメージがなく、ただのダメ男なのかと思っていましたが、今回は戦争というものが狂わせてしまったんだなということが良く分かり、責めることはきっとできないと思うようになりました。
特にベトナム戦争は酷かったようでPTSDに苦しんでいる人もたくさんいるんですよね。
わたしの中のベトナム戦争後のアメリカの知識はBANANA FISHがほぼメインですが(笑)、あの戦争がなかったらアッシュの悲劇も起こらなかったんですもんね。(話が違う)
とにかく、キムへの気持ちもエレンへの気持ちも、なんとなくどちらも分かるような気がしてクリスを許せるようになりました。
これは小野田くんのおかげなのか演出のおかげなのか。
 
そういえば、初日って舞台での取材とかもあるんですね。
それも体験できたということで、貴重な経験もできました。
その中では涙を浮かべて「わたしたちは昆夏美ちゃんの帰りを待っています!」と言っていたスハちゃんがとっても印象的でした。
きっとすごく性格の良い子なんだろうなぁ。
なんだかそれが滲み出ている感じで好感が持てますね。
 
あとはユカイさんが、「アメリカン・ドリームという歌に恋い焦がれてオーディションを受け、ここまで来れた」と言っていたことも心に残っています。
アメリカン・ドリームという曲は中々振り向いてくれないらしくて、「今日できる100%は出し切ったけどまだまだ70%ぐらいだから、いつかモノにしてみせる。その成長を見届けてください!」と正直におっしゃってました。
この時には市村さんのを1回しか観たことがなかったのですが、やっぱりあの曲って難しいんですね。
色んな想いが交錯するドラマチックな曲なので、確かにユカイさんのアメリカン・ドリームはあともう一息!といった風に感じてしまったので、何度も演じている今はどうなっているのか少し気になります。
 
お目当だったスハちゃんの次に楽しみにしていたのが藤岡さんトゥイでしたが、藤岡さんもさすがの歌声で素晴らしかったです。
あの歌声は観る人の心をぐっと掴む威力があると思うのですが、今回もキムへの気持ちが溢れていて泣きそうになりました。
初日だったのでちょっと力が入り過ぎているようにも見受けられたので、もっともっとこれから深くなっていくんだろうなと思いましたり
それにしても、藤岡さんの歌声はもっと聴いていたい。
もっと歌う役もぜひ演っていただきたいところです。
 
初日だったので作品云々よりも俳優さん個人の感想が多くなりましたが、やっぱりミス・サイゴンは曲もストーリーも演出も良くできた話だなぁと感じるところがたくさんありました。
悲しい話なので気持ち的に何度もは観ることができませんが、目を背けることだけはしないようにしたいと思います。