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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160630 エリザベート @帝国劇場

Musical Report 井上芳雄 Japan 成河

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18:30

エリザベート : 花總まり
トート : 井上芳雄
フランツ・ヨーゼフ : 佐藤隆紀
ルドルフ : 京本大我
ゾフィー : 涼風真世
ルイジ・ルキーニ : 成河
少年ルドルフ : 大内天

 

***

 

2016年エリザベート、開幕。
この日はわたしの初日。
去年たくさん観すぎたので今年はちょっと抑えようと固く決意し、あまりチケットは取らないようにしています。
でも、開幕直後からもの凄い完成度で、特に初参加の成河さんルキーニがあまりにも良くて早くもその決意が崩れそう。
観たいと思ってもチケットないのですが、このままだと地方にも行ってしまいそうな勢いです。笑

 

観た人みんなが絶賛していますが、成河さんがあまりにも今までのルキーニとは違っていて戸惑うほど素晴らしいです。
狂言回しとしての役割をここまで忠実に演じているルキーニ、初めて観ました。
フォロワーさんがおっしゃっていましたが、プロローグの「さぁ始めようか」と言った瞬間から舞台はルキーニの世界になり、ルキーニが狂気の中で「エリザベート自身が死を望んだ」と思い込んでいることがトート閣下を生み出したんですね。
トート閣下を崇拝している様子が至るところに感じられて、自分が創り出した憧れの対象がトートだったのかもしれない、と思いました。
プロローグからトートが登場するまでの成河ルキーニの客席を惹きつける力がもの凄くて、これトート喰われるんじゃ?と思ったほどでした。
でも、それってあながち間違いではないってことですよね。
喰われるも何もトートはルキーニの産物なんだから。
あぁなるほど、と妙に納得し、今まで全くエリザベートという作品を理解していなかったんだな、と目から鱗でした。


そこからは自由自在に舞台をコントロールし、子供のように振舞っていたかと思ったらどんどん闇に沈んでいき、狂気の中で最後を迎える。
ルキーニはトートであり、トートはルキーニである。
最初と最後がルキーニのシーンで終わる意味はここにあったのですね。
絶対似合うだろうなと思っていましたが、ここまでエリザベートの舞台を掌握してしまうとは。

 

そんな成河さんルキーニに合わせて芳雄さんトートも演じ方を変えていたように思いました。
前期よりも力を抜いて柔らかくなったように見えたし、ストーカーっぽさも減ったような気がします。笑
成河さんルキーニが創る世界に身を委ねている感じもあるのですが、かと言って全て操られている訳ではなく、エリザベートを惹きつける魅力はたっぷりあって同等な感じがしました。
まだ1回しか観ていないし、前回とどこが違うのか詳細に覚えていないので比較できないですが、成河さんとたっぷり話し合って作り上げたんじゃないかなぁと想像しています。
わたしは今回の方が断然好きですね。

 

芳雄さんトートも変わっていましたが、大我くんルドルフも変わっていました。
史上最弱と言われたルドルフが(笑)、ちょっと強くなってる!しかも最後のキスシーンが変わっている!
確かに自分で死を選ぶんだから今回の方が正確ですよね。
前回は自分の運命と革命運動家たちに振り回されるだけだったのが、今回は自分の意思を感じて良い変更だとわたしは思いました。
国を建て直そうとしていたからこその結果であって、そこに意思は必要だと思うので。

 

お花さまも相変わらず美しく安定感抜群なエリザベートだし、涼風さんゾフィーの厳しさと美しさも素晴らしいし、ちょっとふくよかになった(ように見える)佐藤さんフランツも素晴らしく、まだ開幕直後ですよね?これ4カ月後どうなるの?と期待感でいっぱいです。
成河さんご本人のブログなどを見るとまだ模索中なようなので、これからどんどん変わっていきそうですしね。
どう変わるのかも見ものですね。

 

今回は成河さんが入ることで演劇的要素が3倍ぐらい膨らんだように感じました。
演劇好きとしては嬉しい限りですし、成河さんの素晴らしさをみんな思い知ればいい!とちょっとニヤけてます。
(でもチケット取りにくくなるのは困る笑)
次はまたキャスト違いで観る予定なので楽しみです。