思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160423 히스토리보이즈 History Boys @ペガムアートホール

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19:00
헥터 ヘクター : 최용민 チェ・ヨンミン
어윈 アーウィン : 김병희 キム・ビョンヒ
교장 校長 : 오대석 オ・デソク
린톳 リントン : 곽지숙 クァク・ジソク
데이킨 デイキン : 박은석 パク・ウンソク
포스너 ポスナー : 손승원 ソン・スンウォン
스크립스 スクリプス : 이강우 イ・ガンウ
럿지 ロッジ : 오정택 オ・ジョンテク
락우드 ラックウッド : 윤지온 ユン・ジオン
악타 アクター : 이휘종 イ・フィジョン
그라우더 クラウド : 김바다 キム・パダ
팀스 ティムス : 이동혁 イ・ドンヒョク

***

ずっと観たかった韓国版ヒボ。
念願の再演を観に行きました。
個人的にはミョンヘンさんアーウィンとジェギュンくんポスナーがいなくなってしまったのがものすごく悲しいのですが、最後の砦、ウンソクさんデイキンがまだ出演してくれるのでこれを逃すわけにはいけません。

前回ヒボを観たお友達にはものすごく余韻が残る素晴らしい作品だと聞いていたのですが、個人的には日本版の小川さん演出版がとても好きだったのでなんだか物足りなさを感じてしまいました。
こう思ってしまった原因としては、もちろんウンソクさんは素晴らしくて、かつ作品の持つ力も強いのですが、やっぱり言葉が全部理解できていないことが大きいと思います。
日本版を観たときにも、これは言葉が重要な作品だと思って、しかも1回では日本語なのに消化しきれずに2回目も観た作品なので、それは韓国語では無理だろうと納得はしているのですが、心で愉しむにはわたしの語学力が足りなさすぎました。

ウンソクさんは想像通り妖艶で、ポスナーを軽くあしらいながらもアーウィン先生を翻弄していくという魅力満載なデイキン。
なんでああいう演技ができるんでしょうね?
何度かこのブログの中でもご紹介しましたが、いつ観ても全く違っていて、しかもそれでいて自然であんまり演じている雰囲気がないのがウンソクさんの不思議なところですが、今回もその自然さに驚かされるばかり。
動きのひとつひとつがデイキンで、これは中々言葉で伝えることができなくてもどかしいのですが、観た人にしか分からないオーラみたいなものがあるんですよね。
エレファントソングと掛け持ちしているとは思えないぐらいの完成度で、若手の中ではほんとに頭ひとつ抜けてると思います。
今回のキャストさんたちは新人も多く、もしかしたらウンソクさんが上手すぎてバランスがあまり良くないように思えたこともしっくり来なかった原因かもしれないですね。
キム・ビョンヒさんのアーウィン先生も悪くなかったと思うのですが、やっぱりあまり印象に残っていなくて、ミョンヘンさんだったらどうだったのかなぁと観てもいないミョンヘンさんに想いを馳せていました。

あ、そういえばミョンヘンさんと言えば、この日MDブースで販売員として働いていらっしゃいました。
観劇もなさったようで、幕間でもお見掛けしましたが、アーウィン先生として出演してくれれば良いのにと思ったことは秘密。

それにしても前回の公演が観られなかったことが悔やまれます。
今回のキャストの皆さんも絆は深まっているようなので、再演を重ねてキャストの皆さんの演技が円熟した頃が見頃なのかもしれないです。
何度かリピートしようかと思っていたのですが、3時間超の演劇はちょっと厳しいし遠いし、一度観れたのでもういいかな。
テヒョン演出家のいつものスピード感溢れる演出もなんだかまったりしてたような気がしたのは気のせいでしょうか。
テヒョンさんと同じぐらい小川さんの演出する作品が好きなので、また日本版も観たいなーと懐かしくなりました。
その時にはウンソクさん、日本でデイキンしてくれないかな。(ムリ)