チェ・ジェリム
ゲスト : パク・カリン
進行 : 田代親世
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素晴らしいコンサートだった。
何度かこういう韓国ミュージカル俳優の来日コンサートに行ってますが、過去最高の舞台だったと思います。
ジェリムさんの歌が上手いということはもちろん知っていたのですが、それ以上にこのコンサートに対してものすごくたくさんの準備をしてきてくれたことがとても嬉しくて、自分が歌いたいという思いだけではなく、わたしたち観客が何を聴きたいのかを考えて選曲してくださったんだなぁということがよく分かりました。
ジェリムさんが日本でも知られる存在になったJCSからの楽曲はたくさんあったのですが、アレンジがとってもかっこ良くて始めのovertureから鳥肌。
今回はアコースティックがコンセプトなのでバンド編成もピアノ・ギター・ヴァイオリン・パーカッションの4人と最小限なのに、あんな風にアレンジできちゃうんだ！とびっくりしました。
これはわたしの想像ですが、編曲とかもジェリムさんがカリンさんと一緒にやって来たのかな？なんだかそんな気がしました。
自分が演りたい役、これから演る役、演ってきた役と分けて歌ってくださったのですが、マディソン郡の橋の歌がとっても素敵ですっごく観たくなりました。
何かの布石で、これから観る機会があればいいのになぁと思うぐらい。
でも普通の恋愛ものって韓国ではあんまり人気出なさそうだからどうかな。観れるかな？笑
他の曲もどれを取っても素晴らしく、本当にこんなに満足するコンサートは珍しいなぁと思いながら観ていました。
この日の進行は田代親世さんで、ご本人が韓国ミュージカルファンでもいらっしゃるようなので、ファン目線で色々と突っ込んだ質問をしてくださったのもとても良かったです。
ノートルダムはあらゆる役のオーディションを受けたものの落ちてしまったとか、曲にまつわる話や色々と。
韓国ミュージカル俳優さんのコンサートに来るようなファンなんてコアなので、生い立ちやら自己紹介なんかはある程度分かってきてるんですよね。
それを長々とご紹介されても飽きちゃうだけなので、それをご理解いただいている進行はとても好感度が高く楽しめました。
もし次もこういった機会があればその時も田代さんでお願いしたいです。
この日はジェリムさんの師匠であるカリンさんも来日されていて、カリンさんが舞台に上がった瞬間にちょっと小さくなったジェリムさんが少年のようぇした。笑
ジェリムさんとの出会いとかも詳しく語ってくれて楽しかったな。
RENTのオーディションをしているときに偶然ミュージカルアカデミーの面接にきたジェリムさんが、あまりにもみんなが歌いすぎるので禁止にした”지금이순간”を歌ったことで始まったご縁らしい。
聴き飽きていたのに何か違って聴こえて、急遽決まっていなかったコリンズに抜擢したんだそう。
ここに来る前にちょっと怒られたらしく、シュンとしていたジェリムさんがなんだか可愛かったです。
そしてカリンさんは、マリアなんて年じゃないけど許してくださいね、と言いながらジェリムさんとEverything's Alrightも歌ってくださいました。
いいご縁が繋がって今のジェリムさんがあるんですね。
次の作品は観れるかどうかまだ分からないのですが、これからも応援していきたいと思わせてくれる素敵なコンサートでした。
最後のさくらも発音完璧で驚いたし、一生懸命準備をしてくださったことに御礼したくて、最後の握手会では思わず「日本に来てくれてありがとうございました」と言ってしまったぐらいです。
本当にありがとうございました。
これからも素敵な姿を見せてくれたら嬉しいです。
＜SET LIST＞
1.Overture / JCS
2.Heaven On Their Minds / JCS
3.Damned For All Time, Blood Money / JCS
4.Lune / ノートルダム・ド・パリ
5.Bring Him Home / レ・ミゼラブル
6.It All Fades Away But You / マディソン郡の橋
7.No Heaven For Me / エアポート・ベイビー
8.I'm Alive / N2N
9.Immortal / エドガー・アラン・ポー
10.To Where You Are / ジョシュ・クローバンcover
11.My Way / フランク・シナトラcover
12.Everything's Alright w/Kolleen park / JCS
13.Gethsemane / JCS
14.Superstar / JCS
En.さくら(独唱) / 森山直太朗
