思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

160308 ウエストサイド物語 @四季劇場 秋

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18:30
<ジェット団>
トニー : 神永東吾
リフ : 松島元気
アクション : 岩崎晋也
A-ラブ : 新庄真一
ベイビー・ジョーン : 横井漱
スノーボーイ : 川村英
ビック・ディール : 高橋伊玖磨
ディーゼル : 大森瑞樹
グラジェラ : 相馬杏奈
ヴェルマ : 原田美欧
クラリス : 坂本すみれ
ポーリン : 伊藤瑛里子
エニィ・ボディズ : 木内志奈

<シャーク団>
マリア : 山本紗衣
アニタ : 岡本美南
ロザリア : 門田奈菜
コンスェーロ : 八木絵巳子
テレシタ : 村上今日子
フランシスカ : 岸田実保
エステラ : 多田毬奈
ベルナルド : 萩原隆匡
チノ : 林晃平
ペペ : 川野翔
インディオ : 河津修一
アンクシャス : 楢原じゅんや
ファノ : 佐々木玲旺
ニブルス : 畠山翔太

<おとなたち>
ドック : 荒井孝
シュランク : 志村要
クラプキ : 荒木勝
グラッド・ハンド : 吉賀陶馬ワイス

ソプラノソロ : 片山美唯

***

四季の底力を観た気がしたウエストサイドストーリー。
こういう群舞が見せ場のミュージカルを上演したら、世界を見ても劇団四季に敵うカンパニーはないんじゃないかといつも思う。
シャーク団とジェット団の最初のシーンから鳥肌立ちまくりで、平日夜はいつも一度ぐらいは集中力が切れるわたしも一気に引き込まれ、ものすごい集中力で観ることができました。

一糸乱れぬ群舞と全員がメリハリのある動き、どこ観ていいのか分からなくてなるほど素晴らしかったです。
グリジェラ役の相馬さんなんて、踊りのキレ味が鋭すぎて服が壊れてたからね。
ホルターネックの、首の後ろで留めていたホックがどうやら壊れたらしく、危うくポロリになりそうなところを手で必死に抑えながらキレッキレで踊っていらっしゃる姿に感嘆。
岩崎さんや松島さんは踊りの人っていう認識があったのですが、今回は萩原さんと岡村さんのシャーク団カップルが踊りまくっている姿を初めて観て、歌って踊れて本当にすごい!と思いました。
踊るイメージがあまりなかったのでびっくりしたのもありましたが、雰囲気がなんだか大人なカップルって感じでドキドキしました。
世間から見下された自分たちをなんとかしようと奮闘する男に、何もかも分かりながら許容している女という感じで、信頼感が溢れていて素敵でした。
どちらかというとトニーとマリアよりもわたしはベルナルドどアニタが好きだな。
そう思わせてくれた萩原さんと岡村さんに拍手を送りたいです。

山本さんのマリアもとってもよかった。
初めて恋を知った瞬間から愛に目覚めて、最後は凛とした姿を見せる。
駆け寄ろうとする周囲の人を制して、トニーの後ろをただついて行くラストシーンがとても印象的でした。
歌もとっても上手。
ソプラノもきれいに出ているし愛らしいし、トニーが一目で恋に堕ちたのが分かる感じ。
わたしたぶん何かの作品で観たことあるんだと思うのですがどこだろう?ジャスミン?

唯一残念だったのがトニーかな。
神永さん、歌はお上手なんですが演技がちょっと単調に感じられてしまいました。
ジーザスしか観たことなかったので気がつかなかったのですが(ジーザスは元々あんまり表情ないし)、もっともっとドキドキさせてほしかったなぁ。
トニーが主役なのにわたしにはあんまり目に入ってこなくて、その分ベルナルドやダンサーさんに釘付けになってました。
常に顎がちょっと上がっていて表情が読み取りにくいんですよね。
もっとキラキラしたトニーが観てみたいので、次は小野田くんトニーが観たいなぁと思った次第。
外部からの人だとまたちょっと違った雰囲気になるかな?と。
その時も萩原さんと岡村さんは出ていてほしいな。

本当はリピートするつもりは全くなかったのですが、あのオープニングのダンスを観た瞬間から次はいつ行こうか考えてしまっていました。
ダンスがそれくらい衝撃的に素晴らしかったです。
あと、ふいにウエストサイドストーリーといえば、子供の頃に父がLDを買ってきてくれて、もの凄く興奮しながら見たことも一緒に思い出しました。
大好きだったのに、一回観ただけなのに弟が傷を付け見れなくなって泣いたなー。
あの頃から好きだったミュージカルが、大人になった今では生でミュージカルも観れちゃうよ!とあの時の自分に言ってあげたい。笑

世界一のダンスを魅せてくれる作品、存分に楽しみました。大満足!