teamL
ジョン : 一和洋輔
スーザン : 島田彩
マイケル : 岡田亮介
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RENTヘッズとしては一度は観てみたいと思っていたこの作品。
今でもどういうプロダクションなのかいまいち分かっていないのですが、観たい作品が上演されると知ったので行ってきました。
ジョンを待つこれからの運命を思うといたたまれない気持ちになったものの、前向きなメッセージが詰め込まれていて、わたしも頑張ろうと思える作品でした。
ただ感想としては…ちょっともの足りないなぁと思ったのも確か。
お話としては興味深いし、RENTを作ったジョナサン・ラーソン作なので音楽もいいのですが、いまいちピンと来なかったのはなぜでしょう?
30歳を目前に焦るジョンとその恋人スーザン、友人のマイケル。
個人的な意見としては何となくマイケルの描き方が薄かったような気がします。
ジョンが夢を叶えるにはマイケルの存在ってすごく大きかったと思うのですが、その辺りをもっとうまく見せればしっくりきたのかもしれないなぁと思ったり。
初見で、他のプロダクションのものも観てないので比べようがないのですが、今回は観られなかったteamJも含めて、キャスト違いでも観てみたかったです。
韓国では2010年に上演されていて、わたしのさらんはぬんそくさまが若かりし頃にジョンを演じているのですが、さすが韓国、この動画がたくさん残っているんです。
ジュグァンさんとユンコンジュさん(シン・ソンロクさんはそくさまとダブル)の映像を見過ぎたのも今回しっくりこなかった原因かな?
目の前で見えている映像は違うのに、脳内変換されて頭の中ではそくさまジョンが舞台にいました。
そくさまだったらこうやって演じるんだろうなぁ、ここでわたし号泣するんだろうなぁ、そんなこと考えてました。
才能ある人が実力を発揮しきれないでこの世を去ってしまうというのはどうにもやり切れないものがありますが、RENTを始めとして、これだけ世界的に上演し続けられている作品があるということは、きっと本人としても嬉しいですよね。
自分の目で観られなかったということが残念ですが、きっとジョナサンも喜んでいるんじゃないかな。
仕事を始めると夢を語ることは少なくなってしまったのですが、ちょうど今の部署は恥ずかし気もなくみんなが夢を語るんです。
ちょっと青臭いけど、それって発展するにはとても大切なことで目的を共にするには口に出して行動しなきゃいけないんですよね。
行動するからこそ結果が出る。
そうするとすべてが上手く回り始めるし夢が少しずつ叶っていくんです。
その過程を目の当たりにして、諦めないことや考え続けることの大切さを実感しています。
作品を作るってすごく大変だけど、それを受け取る人がいることを根底に置いて決して忘れずにいなきゃいけないですね。
最後は何の感想が分からなくなりましたが、またキャスト違いで観ることができればいいな。
以上。