思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

151220 거미연인의 키스 蜘蛛女のキス @Aアートホール

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15:00
몰리나 モリーナ : 최대훈 チェ・デフン
발렌팅 バレンティン : 정문성 チョン・ムンソン
(お気づきの方もいるかもしれませんが、日付を間違えていたのでアップし直しました笑)

***

ムンソンさんでようやく観れたー。
前回ミョンヘンさんヨンジンさんで観たのですが、なんだか全然バレンティンに惹かれなくて心ここに在らず状態になってしまい、感想がほぼ「ミョンヘンさんモリーナが愛おしい」のみになってしまっていたのでした。
ただでさえ普段でも全部は分かっていないのに、集中力が切れたら頭が言葉の意味すら理解しようとしなくなるので、結局お話の内容が全く入って来なくなり感動もない的なことに陥ってしまいます。
今まで韓国で何作品も観ましたが、この状態に陥ったのは3作目(笑)
でも、そのうち1作品はムンソンさんの力で克服できたので、この作品もムンソンさんで観たら克服できるのでは?と期待しながら観ることにしました。

その期待通り、初めはまったく血が通っていないような冷たい目をして、張り詰めた表情だったバレンティンが、モリーナとの会話を通してどんどん優しい色を宿して明るい表情を見せ始めるのがはっきり伝わってきて、あぁやっぱりムンソンさんすごい!と感動。
それにつられてわたしも感情移入していき、最後には自然に涙が流れてくるという…
特に仲間の連絡先を教えてとモリーナが頼んだときのバレンティンの動揺が心に沁みました。
自分のことをどれだけモリーナは思ってくれているのか、自分の都合でモリーナを危険に晒してしまうのではないかという葛藤。
考えて考えて、結局は自分の置かれた立場を離れられない革命戦士としての使命を優先するのですが、モリーナのことをちゃんと考えているのがとてもよく分かりました。
キスシーンでモリーナの頬を愛おしそうになでるところとか、見つめる優しい眼差しとか、もう泣くしかないです。
やっぱりムンソンさんは信頼できる俳優さん。

モリーナ役のデフンさんとの相性もいいのかもしれませんね。
元々デフンさんとは仲良しなので、とても息のあった演技を見せてくれていました。
デフンさんモリーナはゲイ役ですがあまり作り込んでいるわけではなく、とても自然体に演じていたのが印象的。
かといって男らしいわけではなく、柔らかい感じはしっかり出ていました。
ミョンヘンさんモリーナはもうマリア様のような包み込むオーラがばんばん感じられたのですが、デフンさんモリーナは違ったアプローチだったかな。
バレンティンと対等な立場で接している、という自然な姿がムンソンさんバレンティンの心を動かしていったんだなぁと感じることができて、そのあたりがとっても良かったです。
お互いが心から惹かれたんだな、と思えたところも最後が余計切なくなってしまいました。

ラストは切ないですが、ムンソンさんデフンさんのおかげで内容も分かって(笑)好きな作品となりました。
ムンソンさんとミョンヘンさんのペアもとても合いそうな予感。
ペアによって全然違う感想になりそうだな、と改めて思った作品でした。