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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

151021 ラマンチャの男 @帝国劇場

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18:00
アルドンザ : 霧矢大夢
サンチョ : 駒田一
アントニア : ラフルアー宮澤エマ
神父 : 石鍋多加史
家政婦 : 荒井洸子
床屋 : 祖父江進
カラスコ : 宮川浩
牢名主 : 上條恒彦

***

日本版ラマンチャ初体験。
韓国版はスンウさんとグァンホさんのを観ましたが、言葉がだいぶ分かるようになっていたこともありグァンホさんのを観たときに号泣したことを思い出しました。
グァンホさんのおじいちゃん可愛かったなーということも合わせて思い出したらグァンホさんに会いたくなった。

日本版は言わずもがな松本幸四郎さんのライフワークのような作品なので、きっと韓国版とは違うところがたくさんあるんだろうなと思っていました。
観終わって一番最初に思ったのは、セルバンテス幸四郎さんそのものなのでは?ということ。
形さえ違えど、自分に置き換えることは多々あるだろうし観客もそうやって観てる。
年齢を重ねていく度にどんどんそのシンクロ度は高くなり、それだけ台詞や演技にも重みは出るし説得力が高まる。
役者人生を共に歩んできたんだなぁと他人のわたしから見ても感慨深さもありました。
長年ひとりで演じ続けることには賛否両論あるとは思いますが、それだけ毎回心を込めて演じられるというのは凄いことだと思います。
残念だったのは、事前に聞いてはいたのですが台詞がちょっと聞き取りづらいこと。
今回はB席で舞台から遠かったので、確かにちょっと聞こえないなーというところはいくつかありました。
台詞がとても大事な作品だと思うので、もしかしたら前方席で表情を見ながら観るのがベストなのかもしれないですね。

霧矢さんのアルドンザはすごくかっこいいアルドンザでした。
さすが男役、と思わせるようなキリッとした動きが意思の強さを感じさせ良かったです。
韓国版ではかなり直接的に性的なシーンがあるので観るのがつらいのですが、そこは日本版だとダンスで表現されていてその辺りの演出も良かったです。
あとはサンチョの駒田さんがいじらしくて可愛らしくて良かったですね。
なんだかもうまるで幸四郎さんのお世話係のようで、駒田さんがいるなら大丈夫、という安心感。笑
きっといい人なんだろうなぁ駒田さん。
舞台上でも、たぶん降りても幸四郎さんに気を遣っているんだろう姿が目に浮かぶようでした。

あとは舞台セットも印象的で牢獄の雰囲気がヒシヒシと伝わってきました。
狭いので牢獄以外のシーンを演じるときには空間がもったいないようにも感じてしまったのですが、天井から降りてくる階段とか奈落に降りる階段とか、美術さんがこだわっているだけあってすごく芸術的で、舞台セットも表現のひとつだということも再確認。

ラマンチャは最後が希望で終わるのでいいですね。
死にに行くのではなく、セルバンテスは弁明の機会をきっと最後まで諦めないと思うんです。
だから最後の階段を登るのは希望へ向かっているとわたしは思っています。
それこそがこの作品のメッセージだと。
テーマが重たいので何度も観に行くような作品ではないですが、ふとつらい気持ちになったりしたときに思い出したい作品だと思いました。(スーパーポジティブなので落ち込むことあまりないのですが笑)
グァンホさんが戻ってきたら韓国版もまた観に行きたいです。
その時のサンチョはチャンヨンさんがいいな。