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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150929 RED @新国立劇場 小劇場

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19:00
マーク・ロスコ : 田中哲司
ケン : 小栗旬

***

韓国で観て以来、わたしの観劇史上最も分からなかった作品RED。
今回日本で観てようやく謎が解けました。遅。
記憶にないシーンやケンってそんな過去があったの?と改めて気づくことがたくさん。
日本語で観ても難しかったのですが、2人の関係性がどんどん変わっていく様子がとてもおもしろく、役者としてこれは演じたい役なんだろうな、と思いました。
そして、これは韓国語だと全然分からなかったな、と慰めにもなりました。笑
2人芝居なので、2人のやり取りや次第にヒートアップしていく会話に付いていけないとなかなか厳しいですね。

今回良かったと思ったのは小栗さん。
劇中でロスコとの関係性がどんどん変わっていき、終盤に向けて加速していくのが分かる感じでした。
終盤は今回ロスコ役の田中さんを食ってしまうぐらいの勢いで、感性豊かな青年を生き生きと演じられていました。
REDの持つ意味をロスコを飛び越えて解釈し、そんな姿を見てロスコはもう教えることは何もないと悟り、弟子ではなく完全に肩を並べた一人の画家となる。
完全に自分が脅かされる存在となったケンを、追い出すように最後突き放すラストシーンはとても印象的でした。
REDはロスコにとっては絶望で、ケンにとっては希望。
小栗さんは、カッコーの巣の上でを観たときにはスタイル良くてイケメンだなーぐらいにしか思っていなかったのですが、やっぱりテレビよりも舞台で輝く俳優さんなんだな、と思ったり。

一方で田中さん、初めて舞台を拝見しまいたが、シニル先生のロスコを観てしまっていたからか若干の物足りなさが…
大事なところで台詞噛んだりするところも少し気になったし、ロスコのこだわりをもっと表現してくれたら分かりやすかったのにな、と思ってしまいました。
きっと誰にも譲れないこだわりがあるからこそ変人扱いされ、他の画家に対して悪態をついていたりすると思うので、ただの変人ではないところが重要だと思うのです。
その辺りがシニル先生はとっても上手かったな、とお友達と話していました。
田中さんだと若干見た目が若いから、というのもあるかもしれません。

韓国版と基本的には演出は同じで、テイクアウトしたヌードルを食べながら喋るとか、カンヴァスにREDをすごい勢いで塗りたくるとか、役者がカンヴァスを移動させながら演技をするとか、あーこんなシーンあったな、と懐かしく感じました。(あまり内容分かっていないけど。)
新国立劇場の小劇場と芸術の殿堂の自由劇場の雰囲気も似ていますね。
2人芝居で派手なことは何もなく、ほぼ会話だけで構成されるので、役者の力量が問われるところがあるお芝居なので、役者さんとしてはぜひ演じたいと思うのでしょうね。
松下洸平くんもいつか絶対演じたい!と言っていましたが、そくさまが「おもしろい」と言っていた意味がようやく分かりました。
あのときは分かっていないのに、分かっているフリをしてすみませんでした。笑
キャストが揃えば、また日本版も韓国版もまた観てみたいです。