マクベス夫人 : 田中裕子
バンクォー : 橋本さとし
マルカム : 柳楽優弥
ダンカン王 : 瑳川哲朗
マクダフ : 吉田鋼太郎
門番 : 沢竜二
魔女1 : 中村京蔵
魔女2 : 神山大和
魔女3 : 清家栄一
ドナルベーン/小シーワード : 内田健司
老人 : 青山達三
マクダフ息子 : 大内天
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初めてのマクベス。
物語だけ知ってはいましたが、実際話をみると全部が繋がってあぁなるほど！と納得するところが多かったです。
マクベス夫人はもっと全面的に前に出てくる狂気的な人なのかと思っていましたが、田中裕子さんが演じていたからなのか、NINAGAWAマクベスだからなのか、一歩下がって後ろから夫を支えるような雰囲気の夫人でした。
日本に合わせるときっとこうなるんだろうな・・・といった感じで非常に納得感が高かったです。
タイトルロールを演じたマクベス訳の市村さん、ストプレでは初めてみましたが、舞台上での勢いがすごいですね。
圧倒されました。
ただ、その上を行く存在感だったのが吉田鋼太郎さん。
ど迫力のマクダフで、後半は全部鋼太郎さんマクダフが持っていった感じでした。
話の流れとしてもそういうお話ですしね。
マルカム役の柳楽くんも、生き生きしていてすごく良かったです。
鋼太郎さんとの絡みが多く、おぉ鋼太郎だんに喰らい付いていっている！と思っていたのですが、気合が入り過ぎたのか2箇所ぐらい台詞を噛んでしまっていたのが残念でした。
デビュー作？の映画でしか観たことなかったのですが、最近めきめきと実力派俳優として注目されているようなので、今後も要注目です。
さとしさんのバンフォーも、2幕は出番がなくて残念でしたが、ご本人がおっしゃっているようとても力強い役でした。
さとしさんはストプレ・ミュージカル・ナレーション・ドラマと方々で大活躍ですが、ああいうインパクトの強い役を演じるとさとしさんの魅力が浮き出てきてかっこいいなーと思わず思ってしまいます。（いい意味で）
所々に蜷川節満載だなーと思うところも多かったですが、妹尾河童さん（少年Hの方ですよね？）の舞台芸術が本当に美しく、日本で演じるマクベスとはこういうものなんだ！という五感に訴えかけてくる感じがとても心に残りました。
NINAGAWAシェークスピア、あといくつ観られるかな？
