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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150913 PIPPIN @東急シアターオーブ

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13:00
リーディング・プレーヤー : GABRIELLE McCLINTON
ピピン王子 : BRIAN FLORES
ルイス : ERIK ALTEMUS

***

ピピン
トニー賞でのパフォーマンスしか知らず、ストーリーとしても大筋しか知らなかったので、こんな話だったのかぁと新鮮な気持ちで楽しむことができました。
ものすごくブラックユーモアみたいなのが織り混ざっていて、なおかつ華やかなサーカスの世界と対比して現実世界をシビアに描いているところが面白く、「なるほど、そういうことね。」と最後はすごく納得しました。
これが40年前にはすでに上演されていたということがすごいですよね。

1幕はこれでもか!と繰り広げられるサーカスの世界に圧倒され、人間技ではないものをたくさん見せてもらいました。
シルクドソレイユとかも生では観たことがないので、完全に異空間に迷い込んだような気持ちになり、童心に返ったような気持ちで素直に楽しみました。
失敗したらどうしよう!とかなりハラハラもしながら、プロの技を見せていただき、これは来日キャストでしか見れないミュージカルだなぁと、今回の機会を有難く感じながら楽しませてもらいました。

言葉の問題も多いに関係するんだとは思いますが、個人的にはBWの方々の演技について、上手い下手がよく分かりません。
ただ、ピピンがCorner of the Skyを歌うところはなんだかぐっとくるものがありました。
これから新しく開けていく自分の未来を夢見て、今にも飛び立っていきそうなピピンがとても素敵で。
若手俳優さんとかにぜひ歌ってほしい曲ですね。
あとは、おばあちゃん役の女優さんの年齢を感じさせない身体能力の高さはものすごかったです。
BW恐るべし!と思い知らされ、みんな同じ気持ちだったのか、拍手もとても大きかったです。
妙にリアルな「私は普通の母親」と微笑んで歌いながら子供を国王へと仕立てようとする継母、あの役もある意味すごく怖くて印象に残っています。

途中でいきなり父親を殺してしまったり、それが生き返ったりということもあり、なんで?となったものの、戦争の悲惨さや愛のない快楽に喜びはないということ、本当に愛することとはどういうことなのかを最後ピピンは見つけていき、結局傍にある小さな幸せに気が付くというラストシーンは、今の世の中にも教訓として同じことが言えますよね。
華やかだった世界が一瞬にして暗く通常の舞台に戻る演出も興味深かったです。
欲張らず、身の丈に合った幸せを見つけていくことが本当の幸せなんでしょうね。
わたしもピピンのようにいつか気がつける日が来るでしょうか?笑

日本で(それも字幕付きで)トニー賞受賞作品が観られて良かったです。
いい作品がこれからもたくさん来日してくれるといいな。