지저스 ジーザス : 박은태 パク・ウンテ
유다 ユダ : 최재림 チェ・ジェリム
마리아 マリア : 장은아 チャン・ウナ
피라도 ピラト : 김태한 キム・テハン
他シングルキャスト
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なんだかすっごい舞台でした。
終演後に軽く放心。
日韓通じて何度も観ている作品ですが、JCSでこんなに泣いたの初めて。
もうね、ジェリムさんとウンテさんの阿吽の呼吸というか、お互いのことを何もかも分かり合っている感じが切なくて切なくて。
ジーザスはきっと分かっているんだろうと今までのJCSでも思っていたのですが、ジェリムさんのユダを見ると、ユダもこれからのことは想像できていて、ジーザスもユダもお互いこれからどうなるのかを分かっていながらもどうすることもない、というお話なんだなと初めて思いました。
それぐらい今まで見たユダとは違ってた。
その平行線のまま、真っ直ぐ進んで行くような2人の姿がとても印象的で、ゲッセマネ辺りから泣けて泣けて仕方ありませんでした。
ウンテさんジーザスを観るのは今期2回目でしたが、ジェリムさんとのペアがすごくいい感じですね。
ものすごく演技が細かいウンテさんですが、ジェリムさんも相当細かいのでそれが相まって素晴らしいものになっている感じ。
そして、お互いが思っているジーザスとユダがきっと同じなんだろうな、ということも分かる。
お互いの行く末を分かっていて、変わらないからこそそれが運命だと受け入れるウンテさんジーザスと、運命だと諦めずになんとか変えたいユダ。
見えているものは同じだからそれがまた何とも切なくて。
ウンテさんジーザスは縋り付くユダを慰めようと手は動くんだけど、結局触れずにぐっと堪えてしまうところとか、本当に泣けます。
そして、そうやってずっとずっと感情を抑え込んでいるのにゲッセマネで見せるのは人間らしい姿。
ジーザスの胸中をあの場と誰も見ていないラストシーンだけ爆発させるんですよね。
もう泣くしかありません。。
感情の振れ幅が大きいほど感情のコントラストがくっきり見えるところも伝わりやすい要因なのかもしれない、と今回観ていて思いました。
日本版はそういった分かりやすさみたいなものをあえて排除して、民衆(アンサンブル)により焦点を当てることでまた違った印象を与えるようにしているのかな？と思ったりもします。
日本版はそれはそれで好きなので、色んな解釈や演じ方があるんだなぁと、この作品の持つおもしろさを感じたりしています。
韓国のアンサンブルには言いたいことたくさんありますが、とりあえずプリンシパルが素晴らしかったのでそれ以外あまり目に入らず助かりました。笑
そしてユダ役のジェリムさんですよ。
いやーかっこよかった！！
MVで見る印象とはまったく違っていて、うまく言葉には表せないんだけどいい感じに突き抜けていました。
N2NのCDとか動画とかでずっと観たくて恋い焦がれていたのですが、ユダで観れてとても幸せでした。
できればジーザスでも観たかったけど日程が合わず残念ながら断念。
ジーザスもそれはそれは素敵だったそうなので、いつかまた演じていただければなーと思っています。
元々声楽出身なようですがロックを歌いこなす姿が本当にかっこよかったです。
それでいて演技もきっちり魅せる。
Superstarは下手もするとユダのコンサートみたいになってしまいがちですが、実際はミュージカルのひとつのシーンなので演技も必要なんですよね。
そのあたりもしっかりされていたのが印象的でした。
カテコのSuperstarはいいんです、コンサートで。
登場の仕方とかお客さんののせ方とかも最高でした。
途中まさかの客席降りがあって、通路側だったわたしは動画を撮っていたにも関わらずそれを放棄し手を伸ばしてしまいました。
動画はブレブレで死亡しましたが、そんなことどうでもよし。
テンション上がりすぎたことも終演後に放心したひとつの理由かもしれない。笑
時間が経ってしまったのであの時に感じた色々が薄れてしまっている気がしますが、とにかく最高の舞台を観れてよかったです。
大劇場から遠ざかっていた足がちょっと大劇場もいいかな？と思うぐらい。笑
今回再演があったことが奇跡で、次回以降は未定ということですが、次回もぜひ同じペアで観たいです。
