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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150817 100万回生きたねこ @東京芸術劇場 プレイハウス

Musical Report 成河 Japan
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19:00
とらねこ : 成河
女の子、白ねこ : 深田恭子
銀胡蝶

***

成河さん天才。

去年も観たかったのですがタイミングが合わず観れずじまいで、今年こそは!と思っていたらなんと成河さんがご出演。
成河さんはいつも期待を裏切らない姿を見せてくださるのでかなり安心して観に行くのですが、今回もまた素晴らしかった。
役に入り込む感じが天才だとはずっと思っていましたが、とらねこの姿を見て、あぁこの人は努力する天才なんだな、としみじみ感じました。

十二夜の道化を観て、かなり身体能力が高い!と思っていたのですが、実際ここまでだとは全く思っておらず大変失礼いたしました。
コンテンポラリーダンスは元々やっていたわけではなくこの作品のために始めたそうですが、数ヶ月でこんなにも踊れるようになるものなの?
身体使いもしなやかで、まさに猫そのものでした。

第1幕は100万回死んでも生き返るとらねこが少し斜めに世界を見ていて、人に同情することもなく感動することもなく「オレは100万回死んだんだぜ」と自慢するかのように振る舞い、色んな飼い主を前にしても猫らしく淡々と日々を見つめているような演じ方で進んでいきます。
コミカルに見せかけて何もかも諦めているかのようなニヒルなとらねこで、なんだかちょっと心が荒んでいるような雰囲気でした。
ストーリーも社会を風刺しているかのような短編集を集めたような形で、きっと色んなメッセージが込められているんだろうなぁと思わされるものばかり。

第2幕に入り、とらねこは白ねこに恋をします。
またこの白ねこのときの深田恭子さんがもの凄く可愛くて!
初舞台だということなのでそんなに期待していなかったのですが、とてもいい作品選びだったのではないでしょうか。(何様)

白ねこに惹かれるとらねこは初めは興味本位に見ていただけなのに、どんどん惹かれていく様子が手に取るように分かって、その表現の仕方にもはっとさせられるものがありました。
白ねことのしりとりみたいな言葉の掛け合いがとっても素敵で、2幕は何回でもリピートしたいぐらいです。
そんな中、今まで100万回「死んだ」と言っていたとらねこが、白ねこと出逢うことで生きる意味を知っていき、100万回「生きた」ねこになっていく様子は涙ものでした。
白ねこが息を引き取ってからの慟哭は言葉には表せない心からの叫びで、わたしもその場で号泣。
今までの飼い主たちがなぜ泣いたのか、愛したものがいなくなるってどういうことなのか、それが分かって「生きる」ってことなんですね。

もっと台詞とか深いところを堪能すれば新しい感動もありそうですが、初めて観たこの時に感じた感動をそのままにしておくために今回は一度で我慢。
初演で未來くんがとらねこを演じていたバージョンを録画して持っているので、時期をみてちゃんと見たいと思います。
大貫さんも探さなきゃ。

大貫さんと言えば、この日劇場でお見かけしました。
観に来ていらっしゃってたのですね。
相変わらず素敵でした。
普段の大貫さんも素敵ですが、それでもわたしはやっぱり踊っている大貫さんが好きなので、今年は踊りを観る機会が少なくて残念です。
今度はいつ踊っている大貫さんが観られますか…切実。

最後に石井さんの撮った写真が素敵すぎたので載せさせていただきます。
すごく雰囲気出てる!
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