思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150717 스피킹인텅스 Speaking in Tongues @スヒョンジェシアター

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20:00
레온&닉 レオン&ニック : 강필석 カン・ピルソク
피트&닐&존 ピート&ニール&ジョン : 정문성 チョン・ムンソン
쏘냐&발레리 ソーニャ&バレリー : 강지원 カン・ジウォン
제인&사라 ジェイン&サラ : 전은성 チョン・ウンソン

***

前回だいぶ掴んだと思ったのに、今日観ると全く分からなくなったのはなぜ…
自分の集中力の問題なのかキャストが違うからなのか。
今回が最後なので、前回感じたことをそのまま解釈してより理解が深まって観納めができるなーと思っていたのですが、残念ながら疑問が湧く形で終わってしまいました。
わたしが思うに、やっぱりサラの存在がもの凄く鍵を握っていて、サラがどう演じるかで捉え方が変わってくるんだと思います。
わたしの場合はウンソンさん演じるサラがよく分からなくて、全体の流れが分からなくなってしまうようです。
こんなにも演じる人によって変わってくるの?と思いますが、それが演劇なりミュージカルという生の舞台のおもしろさであり難しさだと思います。

相変わらずレオンとニールを演じるそくさまは飄々としていて素敵で、浮気をしてしまうちょっとダメ男なんだけど、3幕でのジョンを追い詰めていく辺りとかとても刑事っぽくていいなと思います。
ああいうレオンじゃないとジョンも真実を話さずに終わるかもしれないし。
今回の作品はそくさまの見所が少ないかなー?と思っていましたが、じわじわ残る形でそくさまの抑えた演技がとても素晴らしかったな、と気づけたようです。
最後に気づくなんて遅すぎたかもしれませんが。笑

そして相変わらずムンソンさんは素敵。
演じる役で表情や雰囲気がガラッと変わるので、こういった1人何役っていうのは役者としての力量が問われると思いますが、きちんと演じ分けてくださっていたのでその違いも楽しむことができました。
ジョングさんを一度も観ないままでしたが、どういう感じだったのか見比べてみたい気もしましたが、そんなに何度も観ることはできないので偏ってしまって残念。

作品としては、個人的にはもっと人間の内面を深く描いている作品が好きなので、はっきりとしないところにフラストレーションが溜まってしました。
その理由として、言葉的な問題なのかそうでないのか考えてみたのですが、やはりどちらともに理由がありそうです。
言語的な部分がクリアになってもきっと分からないことは多くて、それが観客の解釈に任せるといった想像の余地ではなく、はっきりとした空白な感じが少し好みではなかったかな。
今回は俳優さんたちの熱演を観るために劇場に足を運んだような気がします。
素敵な姿を魅せてくれてありがとうございました。