トート : 井上芳雄
フランツ・ヨーゼフ : 佐藤隆紀
ルドルフ : 京本大我
ルイジ・ルキーニ : 尾上松也
少年ルドルフ : 松井月杜
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始まりました、怒涛のエリザベート祭り。
キャスト発表があったときはこんなにもチケットが取りづらい公演になるなんて思ってもみなかったのですが、なんとかやり繰りをしながら祭りに参加しております。
チケットが全然取れなくてぼーっとしていたら花總井上ペアで観れるのが7月とかになってしまっていて、これは待ちきれない!と思って慌ててこの日を手配し、なんとか6月中に観ることができて良かったー。
実はわたしのエリザベート歴は韓国初演が初めてで、前回までの日本版演出も2回しか観たことがないので、前回と比べてこうだと比較できるほど覚えてないのです。
でも、ひとつ分かること、とりあえずめちゃくちゃ変わりましたね!
all newといってもいいのでは。
印象としては、なんだか少女漫画度が高まってビジュアルに訴えかける要素が強くなったように思えたのですが、エリザベートの世界観を表すにはそれはそれで良かったのではと思っています。
だってトート閣下は黄泉の帝王だし、そもそもキスしたら息絶えるとか漫画の世界だし。
羽根背負って降りてくるトートとかツッコミ所は満載ですが(他にはすべり台とか壁ドンとか笑)、トート閣下が大変美しく、お花様シシィが大変凛々しくて、それだけでもういいような気になってしまう不思議。
花總さんシシィは初め出てきたときは子役が出てきたのかと思うぐらいだったのに、自我に芽生えてからの立ち姿の美しさは風格があってさすがの一言。
美しさに鳥肌立ったのは初めてかもしれない。
だんだん歳を重ねるにつれての演技も素晴らしく、歌声も安心して聴いていられる安定感でした。
芳雄トートは怪しい魅力満載で、どことなく実体がない様子がわたしは好きです。
エリザベートを愛していながらも手には入らないのが切なくもあり。
今回は遠かったのでじっくり表情まで見てみたいと思いました。
これからどんな風に作品が育っていくのかがとても楽しみですね。
それだけ期待されている公演なのでキャストさんたちのプレッシャーもすごいようで、話を聞くところによると体調崩す寸前な方もいるんだとか。
好評のようなので、そのプレッシャーを力に変えて最後までがんばってほしいと思います。
わたしも時間とお金とチケットが許してくれる限り、がんばって通いたいと思います。
my初日だから写真も載せちゃう。