レイディ : 大竹しのぶ
ヴァル : 三浦春馬
フレディ : 山本龍二
他
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1幕が2時間近くあると聞いて、その辺りでわたしの思考は停止。
これは仕事終わりに観る作品ではなかったですね。
申し訳ないですが、1幕の途中からまったく記憶がありません。
2幕からかろうじて持ち直したものの、お話がほとんど繋がらず、いつの間にかレイディとヴァルがいい感じになっていました。(え?)
特に春馬くんは30前後の色男を演じていましたが、立っているだけで存在感のあるいい役者さんですね。
新感線以来ですが、あのときよりも余裕が出てきたのか、より自然にヴァルという役を演じていたように思いました。
個性派女優さんに囲まれていましたが全然埋もれることもなく。
岡田将生くんも舞台でも活躍できる俳優さんだと皆既食のときに思いましたが、この年代の俳優さんはただのイケメンだけではなく、しっかりと演技のできるいい役者さんが揃っていますね。
作品のラストがとても残酷でどう解釈したらいいのか分からないのですが、差別の色濃く残る閉鎖的な街ってどこかでも観たな、と思いながら観ていました。
アメリカの戯曲の中では閉鎖的な社会、人種差別って大きなテーマとなることが多いのですね。
多民族国家の弊害ってどうしても払拭できないものなのでしょうか。
今ではだいぶマシになってきてるとは言え、こんな悲しいことか起こらないような世界に変えていかなければいけないのでは?と心から思いました。
嵐が丘に続き、2日連続で撃沈したのでうすーい感想でごめんなさい。