夜神月 : 浦井健治
以下シングルキャスト
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浦井先生のデスノート、観てまいりました。
キャストが違うからなのか、作品が温まってきたからなのか、1度目よりも数倍おもしろく、気がつかなかった作品のメッセージが伝わってきたようで、なんだか名作な気がしてきました。
何といっても浦井先生の狂気が凄くて、人間の愚かさみたいなものが伝わってきて苦しいぐらいでした。
かっきーもよかったのですが、かっきーはまだ等身大の人間らしさが残っていたように感じましたが、浦井くんは最期完全に人間を超越した存在になっていましたね。
それがこの作品のテーマでもあると思うので(デスノートのテーマは勝手に『人は神にはなれない、人間は人間でしかない』だと思ってます)、ラストシーンがものすごく納得できる。
愚かな人間の勘違いから身を滅ぼしていく姿がくっきりと描き出されていたように思います。
他のキャストはシングルなのですが、さらに演技が深くなっていて素晴らしい。
死神レムの濱田さんの歌に泣かされました。
泣きそう、ではなく、今回は完全に溢れる涙が抑えきれませんでした。
歌の緩急がものすごいですね。なんだろう、あの技術。
全く観る気はなかったのですが、一度で覚えられてしまう音楽がずっと頭の中に残り、気がついたら口ずさんでしまうというワイルドホーンの魔力に取り憑かれたり、キャストが素晴らしかったりで、韓国での公演も観るべきでは?と思うようになってしまいました。
とにかくグァンホさんが気になる。
日曜公演がなくピケッティン(あちらでの血のチケット獲得競争という意味のマニア用語です笑)ですが、隙をみて行ければ観に行きたいと思います。
あ、最後にどうでもいい感想ですが、2人のライトとLだったら、テニスではかっきーライトが圧勝だと思いました。
かっきーのサーブだったらちゃんとサービスエース取れそう。
経験者なのかな?と思うぐらい形はきれいでした。
なんでもこなすスーパー俳優浦井先生でも、さすがにテニスまでは造詣深くなかったか…笑