12:00
アンドリュース : 加藤和樹
イスメイ : 鈴木綜馬
バレット : 藤岡正明
ピットマン / エッチス : 戸井勝海
チャールズ・クラーク : 佐藤隆紀
ジム・ファレル : 古川雄大
フリート : 入野自由
ベルボーイ / ハートレイ : 矢崎広
ブライド : 上口耕平
ライトーラー : 小野田龍之介
エドガー・ビーン : 栗原英雄
アリス・ビーン : シルビア・クラブ
キャロライン・ネビル : 未来優希
ケイト・マクゴーワン : 則松亜海
ケイト・マーフィー : 菊地美香
ケイト・ムリンズ : 関谷春子
アイダ・ストラウス : 安寿ミラ
イシドール・ストラウス : 佐山陽規
スミス : 光枝明彦
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プリンシパルがアンサンブルを兼ねるような舞台だったので、非常に名前を書く人が多くなりました。笑
だからなのか、なんとなく深掘りが足りなくて全てが中途半端な気もしてしまったのも確かです。
加藤さんが主役だと聞いていたのですがわたしの理解だとそんなことはなく、みんながそれぞれの物語を紡いでいる感じ。
なんだか短編集みたいなミュージカルでした。
音楽はとてもキレイなメロディで、何より歌えるキャストさんたちばかりなので心地よく響いてきて良かったです。
やっぱり藤岡さんの声の艶は素晴らしく、ロンドンに残してきた恋人に歌うラブソングは1幕のハイライトなんじゃないか?と思うほど素晴らしかったです。
藤岡さんマリウスは観てないくせに、頭の中にちょっとマリウスが浮かびました。笑
上口くんとのシーンも泣けるぐらい素晴らしかったし、ミュージカル俳優としての藤岡さんの活躍がもっと観たいと思わせてくれる舞台でした。
すごくシンプルなセットで、動く階段や客席を使って色々表していた表現方法は工夫されていてすごいなぁと感嘆。
今どういった状況にあるのか、何等船室なのか、船が沈んでいく様子、そんなものもすべてシンプルに表現されていました。
最後は実際に亡くなった方々のお名前が幕に描かれ出てきたのでちょっとぐっときてしまった…
誰のせい、だなんて決められないし、亡くなった方はもう戻ってこない。
最近は嫌なニュースも多いので、船の関係者や航空関係の方々は、命を預かっているということを意識していただきたいものですね。
乗客である我々は信じるしかないんですから。
二度とこういう悲しい出来事は起こってほしくないです。